こんな風に 自分がなるなんて
初めて知った・・・。
最初は 逢えなくて
寂しかっただけ・・・。
最初は 私が 駿の風邪に気付かずに
いつまでもラインをして
そして 困らせてしまって
風邪を悪化させてしまった・・・。
だから 逢えない日々は
早く治って欲しい一心だった。
なのに いつ頃から 変化が起こったのだろう?
ブレスレットを着けて しばらくして
私の方でも 軽い体調不良になる。
この時期は
特に 夏の始まりは
こんな風に
身体がついていかない事が多い。
自律神経が弱いみたいで・・・。
だけど それに加えて
今回は 血圧が下がっているのが分かる。
それに 貧血・・・。
そこに 駿に逢えないダメージが負荷。
自分のことよりも 駿の健康を考えなきゃダメなのに
逢いたくて 逢いたくて・・・。
しかも 私 自分でも気付かない内に
かまってちゃんになってた・・・。
ラインで 駿を困らせる発言が続く。
だけど 駿は 私の迷惑発言に怒ることもない・・・。
私は 怒って欲しかったんだろうか?
怒ってもらって 目を覚ましたかったんだろうか?
突然 ラインの最後に
「いいーだっ!」
と捨て台詞を吐いたくせに
それでも満足しない私は
なうにまで 文句を言う。
しかも かまってちゃんになってる私は
駿の反応を見ようと
「アメブロ、しません」 発言もする・・・。
だけど・・・
嗚呼 自己嫌悪・・・。
なんて バカな私。
本当は そんなことを言いたい訳じゃないのに
駿に愛されている実感が欲しいのに
素直に聞けばいいのに
なんで 憎まれ口を叩いてしまうんだろう。
可愛くない女・・・
髪の毛も傷んでいるし (←しつこい!?)
カラーリングもしそこねているし
自分に自信がないだけじゃん・・・。
駿は もう必要ないのに
鍛えようとしている!
不安がどんどん募る・・・。
私は どんどん 冴えない女一直線なのに
駿は どんどん 格好良くなろうとしてる・・・。
きっと私たち 外を歩いていると
「あの彼氏はカッコイイのに
なんで あんな女が?
ヒソヒソヒソ・・・ 」
と思われるに違いないと
被害妄想が頭をよぎる
くだらない事でイライラして
駿に八つ当たりをして
もう 私・・・
駿に会わせる顔がないよ・・・
駿に渡せていないブレスレットが
私のチェストの上にあって
いつも それを眺めては
もう逢えないのかもしれない・・・と涙する
今度こそ 本当に
駿に嫌われちゃっただろうな・・・。
逢えないだけで
こんなに不安になるなんて・・・。
駿がよく言う。
「離婚とかになったら
逢えない日が続く時が来るかもしれない」
と。
駿の言う 「逢えない日」 は
もっと もっと 長い日を指しているのは分かるけど
私の精神が保てるんだろうか?
体調が悪いとネガティブになるのかも、
と駿が言ってたけど
それは 私の方だった・・・。
今回の体調不良は
極度の貧血だということは
自分で分かる。
子宮筋腫から来ている貧血で
これは 食事ではもう治らないレベルのもの。
しかも 薬でも間に合わないと言われている。
本来なら 月1での点滴を勧められている。
私は 実は先端恐怖症・・・。
特に 針はキライ。
点滴も 採血も 大嫌い。
今日は 駿と 貧血のことをメールした。
そして 子宮筋腫のことや
過去に 卵巣のう腫の手術をしたことも言った。
本当は 子宮を全摘してしまうのが
貧血を治すのに 手っ取り早いとも伝えた。
私は 子供を欲しいと思わないタイプなので
全摘しても なんの差し障りはない。
子宮全摘をするメリットは
他にもある。
何年か前に 子宮内膜の手術をした。
子宮も卵巣も 私にとっては
体調不良の原因以外の何ものでもない。
そして 昨日
突然 駿から
「今日 逢おう」
とメールが来た。
嬉しい!
そうだよね・・・。
私 拗ねて
駿に愛の言葉が欲しかったのもあるけど
本当は 駿に触れたかったんだ・・・。
そして 逢って 抱きついて
駿にたくさん質問をした・・・。
駿の 声を耳元で聞いて
私・・・
とっても 嬉しかった。
駿の声は好き・・・。
ずーっと ずーっと
昔から知っているような気がするから
ずーっと聞いていたい気持ちになる。
「私のこと キライになっちゃった?」
「ううん・・・」
「私のこと ちょっと愛情が減っちゃった?」
「ううん・・・」
「私のこと 好き?」
「うん・・・」
「私のこと 好きでいてくれてるの?」
「うん・・・」
駿は 優しい・・・。
「バカ!」 って言って
殴ってくれれば よかったのに・・・。
こんな バカな女なんだもん・・・。
だけど 駿は 私が求めている言葉を
優しくくれた。
私は あんなに 欲しいと思っていた人を
なんで あんな風に困らせてしまうのだろう。
私は どうしても 不安なんだ・・・。
駿は 離婚を考えてくれてるけど
奥さんが判を押さなければ
離婚が成立しないことを
私は分かっている・・・。
奥さんに非がなければ
堂々と判を押さなくても
法律は 奥さんを守ってくれる・・・。
法律は 弱い人のために
作られてるものだから・・・。
私が奥さんなら
絶対に 判は押さない。
駿を愛しているのなら
尚更 押さないだろう。
そして 駿を 仮に
愛してないとしても
駿の好きな人間に渡すもんか・・・
とプライドと 自分の一生を賭けて
判を押さないような気がするの・・・。
私は 駿を
力強く抱きしめながら
紙切れ一枚で
私も 駿を縛り付けておきたい・・・
と これほど思ったことはない。
世界で一番
愛してる・・・♪