キャンドルで「国会包囲」脱原発、1万数千人が参加
脱原発を訴えるため、短文投稿サイトのツイッターやフェイスブックなどを通じた呼び掛けで集まった参加者が29日夜、キャンドルを手に国会議事堂を取り囲む抗議を行った。警視庁の調べでは、参加者は1万数千人。毎週金曜夕の首相官邸前での抗議行動を呼び掛けている首都圏反原発連合が主催。猛暑の中、午後3時半から東京・日比谷公園で集会を開催。作家の落合恵子さんらが「キャンドルの炎は消えるが、私たちの怒りを消すことはできない」と声を張り上げると、大きな拍手が湧き起こった。参加者は「再稼働反対」とシュプレヒコールしながら、東京電力本店周辺などをデモ行進。午後7時ごろから、政府に対して抗議の意志を示すためキャンドルやペンライトを持って官邸前や国会周囲の歩道に並んだ。警察官数百人が警備。警視庁によると、機動隊員に対する公務執行妨害容疑で男2人を現行犯逮捕した。