五輪柔道:「旗判定」変更にどよめき 男子準々決勝

毎日新聞 2012年07月30日 01時37分(最終更新 07月30日 07時08分)

 【ロンドン百留康隆、川崎桂吾】29日に行われた柔道男子66キロ級の海老沼匡選手と韓国の曹準好(チョ・ジュンホ)選手との準々決勝で、旗判定が覆るハプニングがあった。畳の上にいる審判3人とは別に、畳の横でビデオを見ている審判委員(ジュリー)からの異議で、旗判定の変更は極めて珍しい。

 試合は延長戦でも決着がつかず、旗判定へ。最初は曹選手の優勢を示す青旗が3本上がったが、ジュリーが主審、副審の3人を呼んで協議を行い、旗判定をやり直した結果、今度は海老沼選手の3−0とひっくり返った。

 青旗が上がった瞬間、自らも00年シドニー五輪で誤審問題を経験した篠原信一・柔道男子監督は観客席から審判に向け指をさして誤審をアピール。一方、韓国のコーチは曹選手に「早く畳を降りろ」というジェスチャーを繰り返した。抗議の意図か畳にとどまっていた曹選手が礼をすると、観客は拍手で健闘をたたえた。再判定で白旗が上がると場内はどよめきが起きた。日本の吉村和郎チームリーダーは「そもそも韓国に(旗が)上がることがおかしい」と最初の判定に疑問を示しつつ、「覆るなんて今まで見たことがない」とすっきりしない様子だった。

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