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五輪競技の「空席」が問題化
7月29日 23時56分

ロンドンオリンピックでは開幕直後から体操など一部の競技の会場で、空席が目立つことへの批判が集まり、イギリスのハント文化・スポーツ相は「より多くの人が観戦できるよう速やかな対応が必要だ」としてオリンピック組織委員会に改善を促しました。

ロンドンオリンピックでは体操や水泳など一部の競技の会場でまとまった空席が目立ち、チケットの売り切れで、会場で競技を見ることができなかった人たちから批判が集まっています。
空席が目立つのは競技がよく見えるいわば「特等席」で、一般には販売されていないスポンサー企業やオリンピック関係者用の席だと言うことです。
この問題についてイギリスのハント文化・スポーツ相は、「大変がっかりしている。チケットの持ち主が会場に来ないのであれば、より多くの人が観戦できるよう速やかな対応が必要だ」と述べ、オリンピック組織委員会に改善を促しました。
一方、ロンドンオリンピック組織委員会のコー会長は、29日、記者会見で誰が空席だった席のチケットの持ち主だったのか、調査を始めたことを明らかにしました。
そのうえで28日も空席のチケットを一般に販売したり、地元の子どもたちに提供したことを明らかにし、こうした対策を講じることで、「空席問題は長引かないだろう」という見通しを示しました。

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