安い居酒屋に、彼女と入ると、お店はガラガラ
さすがに、この雨で、早々とみんな帰ったんだろうなぁ。。
彼女とカウンターに座り、二人でメニューを覗き込む。
それは、タッチパネル式のメニュー。
不思議そうに、メニューを眼見する彼女
あまり、居酒屋とか来ないと言ってたっけ
ひやゃゃ・・・
そういえば、彼女は、お酒が飲めないんだった
やばっーーー 俺・・・失敗した
「あんまり、こんなトコ来ないだろう? ごめんね・・・おじさんくさいお店で・・・」
「えっ?凄く嬉しいよ!! 前の人は、お酒飲めないからって、連れてってくれなかったし
凄く新鮮で、楽しい」
本当、嬉しそうに、彼女は言った。
あ~キスしたい。。。 我慢我慢
我慢しつつ、俺がチョイスして、オーダーをする。
食べ物が来て、食べたことのない物ばかりなのか?
リップサービスをしてくれたのか?
あれもこれも、美味しいと絶賛する彼女
男としては、やっぱり、嬉しい
そして、可愛いなぁって思う
居酒屋では、沢山の話をして、彼女の沢山の笑顔が見れて
幸せ気分だったんだけど、お別れの時間
路線が違うから、ここでお別れかな?と思ったら
彼女は、遠回りの路線を選んでくれて
同じ駅まで、地下道を通って歩いてると
「地下道って、迷わない? 歩きづらいよね・・・」
「え?迷わないよー」
「だって、わからないじゃない?どっちに行ったらいいかなんて??」
「上を見ると、わかるよー。 看板があるんだから♪」
「きゃーーー凄い! 本当だ、たいへーーーん!みんなに教えなきゃ!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
ぷっ
なんだか、可笑しくなって、俺は大笑いした
笑ってる俺に、彼女は、 [明日会社の人に聞いてくる」
こんな、可愛らしい彼女が大好きだ
彼女とは、メールして、4日目で会ったばっかりなのに
なんだか、違和感がなく、ずっと昔から恋人同士だったような気がした。
1 ■無題
ぷっ
楽しそう~(^O^)