'12/7/30
管絃祭へ 御座船通り道整備
廿日市市宮島町の厳島神社で8月4日にある管絃祭を前に29日、管絃を奏でる御座船の通り道をつくる「御洲堀(おすぼり)」があった。対岸一帯から約140人が参加。瀬戸内海を代表する祭りの準備に汗を流した。
潮が引いた午前9時ごろに作業を開始。神社回廊から沖の大鳥居まで約200メートルのみお筋に沿って地域ごとに受け持つ場所に分かれた。炎天下、海底を覆うアオサを取り除き、干潟の土砂を掘って水路を整えた。
大竹市の小方地区宮島洲堀会の佐伯一郎会長(70)は「地域の伝統行事。絶やさず伝えていきたい」と汗を拭っていた。
【写真説明】管絃祭を前に、御座船の通り道のアオサを取り除く参加者