アジ襲来
7月も近くなり、暑い日も多くなってきましたが、海の中も夏が近づいているようです。
夏の魚、アジがアクアマリンふくしま周辺の港で釣れだしました。
昨夜、釣ったアジなのですが、今年はサイズが良い!
20㎝を超えるものが、結構、混ざり、なかなか、釣りごたえがありました。
例年、この時期は10㎝ほどの豆あじなんですが、今年は秋に釣れるサイズ(15-17㎝)の群れが接岸したようです。
いろいろ料理が出来る、食べて美味しいサイズですね。
アジって大きくなると美味しくなくなる変な魚です。
普通は大きい方が脂がのって美味しいはずなんですが、個人的には17㎝までのアジが一番だと思っています。
漁師さんもよくそう言います。
さて、この釣ったアジをどうするかというと、放射性物質を調べるために捌いていきます。
今回のサイズだと、検査に必要な500gの身をとるのに、大体30尾ほど必要です。
検査は放射性セシウムが一番多い、筋肉だけを測定するため、刺身をつくるように三枚におろし、皮を引いていきます。
うーん、そのまま、紅葉おろしとポン酢で食べたい…
刺身にした後、フードプロセッサーでミンチにして、測定用容器に500g(ホントは500ml)入れます。
この容器、マリネリビーカーって言って、真ん中が盛り上がっている変な形しています。
そのため、試料をちゃんと押し込むのが結構大変です。
よく、テレビで袋に入れてから、このマリネリビーカーで測っているのを見るのですが、大丈夫なんですかね?
袋のしわとかで空気が入っちゃうと、測定値が高くなっちゃうんですよね。
最初、袋入れたり、ラップひいたりして、やってみたんですけど、誤差が大きくて止めました。
袋使った方が洗わなくて楽なんですけどね。
直接、マリネリビーカーに入れるとコンタミネーション(試料汚染)を心配される方もいますが、普通に洗って使っていれば1Bq/kgも変わりません。
‘げるまにうむ’の高い機械なら考えますが、‘NaIしんち’の精度だったら、作業効率を優先します(笑)。
アクアマリンふくしまの簡易のベクレルモニターはセシウムとかヨウ素とかの区別もできないですし(泣)。
ということで‘
さすが一時
結果は23Bq/kg。
…ではなくて、これに補正係数(現在0.673728)を乗じて15Bq/kg。
補正係数云々は過去の記事をご覧下さい。
思ったより低い結果がでましたね。
去年の秋は68Bq/kgでした。
アジは夏になると南から北上してくるので、汚染度は低いのでしょう。
今回の測定値は‘げるまにうむ’で測るともう少し低い値になるのかな?
‘NaIしんち’は‘げるまにうむ’よりも幾分、高い数値が出やすいです。
分解能の問題でしょうかね?
それにしても、数値下がりました。
そろそろ、この‘
でも‘げるまにうむ’は高いしな〜
県に嫉まれてるから、アクアマリンふくしまに配置してもらえる可能性少ないしな〜
今、福島県中にばらまかれている、ちょっと良い‘NaIしんち’がどっかで余らないかな〜
何はともあれ、現在の基準値100Bq/kgを大きく下回っていますので、釣り人的には嬉しいです。
震災前は季節になると、仕事が終わったら20尾釣って、半分タタキ、半分アジフライの日々を過ごしていました。
去年は少しだけ遠慮していましたが、今年は気にせずに食べられそうです。
ただ、夜10時のアジフライは激太りします、真似しないように(笑)。
これ、先日、私が作ったアジの南蛮漬け。
測定するよりも食い気が勝りました(笑)。
すいません。
これからやってくる暑い夏を乗りきるのにオススメの料理です。
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