復興日記

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大人も必死になります

本日からお盆休み突入。
 
開館直後から「蛇の目ビーチ」は盛況です。
 
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お目当てはこちらのイベント。
 
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「蛇の目ビーチ」の砂浜に埋めた貝殻を探し出すイベントです。
 
 
 
 
 
 
 
 
埋まっているのはタカラガイとウミウサギ。真っ白な貝がウミウサギです。
 
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全部で60個ほど埋めました。
 
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タカラガイを見つけると記念品贈呈です。お好きな物を選んで頂けます。
 
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かわいい動物ストラップやミニタオルなど、日によって記念品の種類が変わります。
 
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1つしかないウミウサギが見つかると豪華景品です。
 
本日はアザラシの大きなぬいぐるみです。
 
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30個目ぐらいに見つかりました。
 
おめでとうございます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
残りが10個ぐらいになると難易度アップ、なかなか見つけられなくなります。
 
というよりは、まず見つからない。
 
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毎年このイベントを行っていますが、すべて掘り起こされることはないんじゃないでしょうか?
 
イベントが終わって数ヶ月たってから見つかることもしばしば。
 
1年後には埋めた貝殻のほとんどが見つかることから、誰かが持って帰っちゃった、って事はないようです。
 
 
 
 
 
本日もイベント終了後、本気で探してみましたが見つかりませんでした。
 
結局、午後3時を過ぎても9個のタカラガイが見つからなかったため、明日に持ち越しです。
 
このタカラガイ探しイベントは16日まで行っています。
 
開館時間と同時に始まりますので、どうしても記念品が欲しい方は「蛇の目ビーチ」に真っ先にお越し下さい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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HANABI

昨日、11日夜、アクアマリン前で花火が上がりました。
 
東日本大震災の「追悼」と「復興」の意味を込めて、ライトアップニッポンという名のイベント内で被災地10カ所で同時に打ち上げられました。
 
 
 
 
 
上がった場所はここ。
 
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毎年、行われていた小名浜の花火大会よりも近いです。
 
 
 
 
 
近いせいか、例年よりも綺麗に見えました。
 
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アクアマリンふくしまの屋上からはこんな感じに…
 
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ちょっと! 近すぎるんじゃないの?
 
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こうなると、心配なのは動物たちの様子。
 
担当スタッフは毎年恒例の見張りです。
 
 
 
 
 
これは「北の海の海獣・水鳥」コーナー。
 
エトピリカの展示場は天井がガラスなので心配でしたが、それほど、異常な行動を取ることもなく安心しました。
 
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あと、天井がないのはユーラシアカワウソの水槽。
 
真っ暗なので担当スタッフは必死に目をこらして見守っていました。
 
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雄のドナウは泳ぎまくり、雌のチロルは眠りっぱなし。
 
昼間と変わりませんね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
周りの騒動なんか“我、関せず”のお方はこちら。
 
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夜行性のレッサースローロリス。
 
昼間はいつも眠っていてお客様に不評ですが、夜は目がランランとしています。
 
 
 
 
 
 
いつもの年は花火大会の日には開館時間を延長し、たくさんのお客様に来て頂いていましたが、今年は震災の影響で、埠頭の一部が崩れているため危険と判断し、中止いたしました。
 
来年はたくさんのお客様にアクアマリンふくしまから花火を見て頂きたいです。
 
 
 
 

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報道ということは…

 本日はいわき市内にある高校の学生がアクアマリンふくしまの取材にやってきました。
 
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“文化部のインターハイ”とも呼ばれる高等学校総合文化祭は今年は福島県で開催され8月7日に全日程が終了しました。
 
来年の高等学校総合文化祭放送部門にエントリーするため、「アクアマリンふくしまの復興と課題」をテーマに番組作りを行っているそうです。
 
 
 
 
館内の撮影の後はアクアマリンスタッフにインタビューを行うなど精力的に活動されていました。
 
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インタビューを受けているのは大水槽担当者。
 
インタビュー慣れしているはずなのに相手が高校生のためか、しどろもどろに…
 
 
 
 
 
 
 
 
逆に落ち着いていたのはこちら。
 
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本物の学校の先生です。
 
ですから、学生の相手はお手のもの。
 
 
 
 
 
アクアマリンふくしまには数名の小中学校の先生が出向してきています。
 
3年間、アクアマリンふくしまで教育分野を中心に働いて頂いて、その経験を学校現場にフィードバックしていただくシステムです。
 
 
 
 
 
 
相手が高校生のせいか、テレビや新聞では緊張しまくる職員も口がなめらか… 
 
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ちょっ!
 
そんなことまで言っちゃ駄目! って内容も。
 
本物のマスコミさんにはもう少し黙っててね!
 
 
 
 
 
 
こちらは海獣担当のインタビュー。
 
せっかくだから、一般のお客様が入れないバックヤードでの取材です。
 
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セイウチが「なにしてるの〜?」って様子をうかがいにきています。
 
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一般のお客様にもインタビューさせて頂きました。
 
ご協力ありがとうございました。
 
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高校生のクラブ活動ですが、企画書から取材依頼書まできちんと用意しており、非常に感心してしまいました。
 
 
 
 
 
報道にはいろんな媒体が存在しますが、インターネットの時代のせいか、きちんと取材されないまま記事にされたりすることがあったりします。
 
特に最近は復興の名を借りた売名行為が目的ではないか? と思われるような取材を申し込まれることがあります。
 
「映像だけ使用許可を頂ければ、あとは勝手に番組作らせて頂きます」という取材スタイルで本当の復興の記事が書けるのか疑問に思います。
 
「東北の何市がどこの県とか分からない」とか、のたまっていた復興担当だったお方と同じではないか… と、怒りすら感じます。
 
今年は広報用に用意していた予算も、復興予算に回さなくてはいけない状態ですので、どんな小さな記事でも載せて頂きたいのですが、誠意を感じられない取材は丁重にお断りしています。
 
 
 
 
未来の報道を担う高校生達には正しいマスコミュニケーションを目指してもらいたいです。
 
精一杯のエールを送ります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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ガラス天井の宿命です

「北の海の海獣・水鳥」コーナーに夕方行ってみると、ちょうどお掃除中。
 
ゴマフアザラシの「きぼう」の水槽のコケ落としを行っていました。
 
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夏は2週間ほどでコケだらけになるので、掃除が大変です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
部屋の主はどこに?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
水槽裏のスペースでご立腹中です。
 
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どうやら、部屋を追い出されてすねているらしい。
 
 
 
 
 
 
 
 
それを知ってか知らずか、楽しそうにガラスをお掃除中のスタッフ。
 
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外から見ていると何かの演劇みたい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
きー坊 「まだ〜?」
 
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高圧洗浄機で隅々まできれいにしていきます。
 
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「このハシゴをはずして、これからお前を展示してやる!」
 
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とか、ふざけながらも手は休めないスタッフ。
 
1時間弱で作業終了。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
さて、きー坊の様子は?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
きー坊 「もう、しらな〜い。」
 
待ちくたびれて、そっぽ向いています。
 
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月に2回ぐらい掃除しなきちゃいけないんだから、そんなにすねないの!
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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全国のみなさまへ

本日、日本動物園水族館協会をとおして、全国のみなさまからのお見舞い金を頂きました。
 
その贈呈式がアクアマリンふくしま3階「北の海の海獣・水鳥」のコーナーにて行われました。
 
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日本動物園水族館協会会長 山本茂行氏 から目録を頂きました。
 
 
 
 
 
日本動物園水族館協会に届いたお見舞い金は平成23年6月30日現在で48,987,673円。
 
そのうち41,996,358円をアクアマリンふくしまに贈呈して頂きました。
 
被災金額が一番大きかったということもありますが、お見舞い金の大部分をアクアマリンふくしまが頂くこととなり、他の被災した水族館さまや動物園さまに対して大変申し訳なく思います。
 
 
 
 
 
頂いたお見舞い金は出来るだけ有意義に!
 
ということで、アクアマリンふくしまで子ども達が一番喜ぶコーナーである「蛇の目ビーチ」の復旧費用に使わせて頂きます。
 
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現在、仮修繕で「蛇の目ビーチ」自体は入って遊べるようにしてありますが、波を作る装置が壊れていたり、地盤が弱くなった場所を立ち入り禁止にしていたりしており、完全復旧にはまだまだです。
 
頂いたお見舞い金を有効に使って、完全復旧を目指します。
 
 
 
お見舞い金を送って頂きました全国のみなさま、本当にありがとうございました。
 
心より御礼申し上げます。
 
 
 
 
 
 
 
 

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