本日、新江ノ島水族館さまの所に避難していたゴマフアザラシのユキナがアクアマリンふくしまに帰ってきました。
ユキナは震災のため、動物たちを飼育するのが困難になったアクアマリンふくしまから、3月16日に鴨川シーワールド様に輸送していただき、その後、新江ノ島水族館さまに預かって頂いていました。
今日は保冷トラックで新江ノ島水族館のスタッフさまがユキナを連れてきてくれました。
キー坊のお父さんが帰ってくるということだけあって、たくさんの報道がやってきました。
トラックから降ろすと、エレベータで4階の海獣コーナに移動です。
久しぶりに見るユキナの姿に飼育スタッフもうれしそうです。
4階につくと、何か感じ取ったのか、ユキナは落ち着きが無くなりました。
震災時のことを思い出したのか、キー坊が近くにいるのを感じたのか…
海獣コーナーのバックヤードに到着すると、まずは体重測定です。
93kgでした。
いいプロポーションです。
少し、水をかけて落ち着かせた後は、いよいよクララとご対面です。
※本当は“くらら”と平仮名ですがここではクララとさせて頂きます。
檻を開いて展示水槽に放しますが、なかなか水の中に入りません。
キー坊の時、水の中に入るまで1時間かかったのはユキナの性格が遺伝したのかな?
なかなか、水の中に入らないユキナにクララが …
ユキナ「あんた、早くしなさいよ!」
促されたのか、その後すんなりと水の中へ…
2匹で仲良く泳いでいます。
時には、こんなアツアツな仲も…
あの〜、みんな見てますけど…
しばらくすると落ち着いたのか、水槽の前でのんびりと泳ぐ姿をご披露してくれました。
無事にアクアマリンふくしまに戻ってきてくれて、本当に良かったです。
新江ノ島水族館のみなさま、長い間、お世話になりました。
おかげで元気なユキナの姿を再び見ることができました。
新江ノ島水族館さまはユキナのためにこんなバッチを作ってくれていました。
ユキナが避難中はずっと胸に付けさせて頂いていました。
ようやく、このバッチともお別れです。
このバッチを付けている間に、でこぼこで傷だらけになってしまいましたが、このバッチは一生の思い出になります。
大事にしまわせていただきます。
新江ノ島水族館のみなさま、本当にありがとうございました。