復興日記

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台風の後は…

台風15号すごかったです。
 
昨夜は雨が強まる前に帰宅することができましたが、自宅に帰ってからが大変でした。
 
古い一軒家(貸家ですよ)の我が家は雨漏りで大わらわ。
 
風が強いと、窓のちょっとした隙間から雨水が浸入してきて水浸しになってしまいます。
 
台風が過ぎたと思ったら、今度は地震…。
 
「こんな嵐の日に地震が多いんだよねぇ〜」という、たわいのない会話をしていたら、ドン!です。
 
4月11日の大きな余震の時は雷雨で、停電までして大変だったのを思い出し、ぞっとしましたが、今回の地震はそれほど大きな揺れではなく、安心しました。
 
水族館も心配でしたが、さすがに表に出るわけにもいかず悶々としておりました。
 
 
 
 
 
翌朝、水族館に出勤すると、バリケードや泥落としマットなんかが散乱していましたが、大した被害がなく、ほっとしました。
 
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今回の台風は大雨も降らせました。
 
ということは…
 
いわき市内の川は大増水。
 
いわき市南部を流れる鮫川。
 
泥水ですね。
 
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川の両岸は増水した水に飲まれ、植物がなぎ倒されていました。
 
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こちらはいわき市中央を流れる夏井川。
 
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大増水です。
 
 
 
 
 
 
このチャンスを狙っていたのは金沢大学さん。
 
「台風後の増水したときの河川の放射性物質量の調査を行いたいから、水、採ってきて」ってメールが送られてきました。
 
金沢大学さんとはアクアマリンふくしまと共同でいわき市内を流れる河川の放射性物質量調査を行っています。
 
金沢大学には環日本海域環境研究センター 低レベル放射能実験施設という研究所があり、放射性物質調査のエキスパートがいます。
 
河川が氾濫すると川底に積もった放射性物質が掻き回されるので、普段と違ったデータが取れるのではないかと思われます。
 
 
 
 
 
 
今日は一人で橋の上から濁流の中、採水です。
 
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20リットルの水が必要なのですが、高い橋の上からの採水は腕が疲れます。
 
明日は筋肉痛だな…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
とっておきニュース!
 
とうとう、アクアマリンふくしま前の信号機の工事が始まりました。
 
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信号機の頭の部分は浸水していないはずなのですが、丸ごと交換しています。
 
使えないのかな?
 
制御板だけ交換すれば使えるんじゃないの?
 
素人考えなのかな?
 
なんだかもったいない気がします。
 
 
 
 
 
 
 
ああ、そうか、空、飛べるようにしてくれてるのかも…
 
 
 
 
 
 
 
 

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台風15号

非常に強い台風15号がもうすぐアクアマリンふくしまにある福島県にやってきます。
 
その対応のため職員は風で飛ばされそうな物をせっせと避難させています。
 
台風6号の時みたいなことは起こらないとは思いますが、十分注意が必要です。
 
 
 
 
こちらはアクアマリンえっぐ釣り堀の机と椅子。
 
飛ばされやすそうなゴミ箱も風が来ない場所に収容です。
 
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普段、置きっぱなしのパーテーションも撤収です。
 
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こちらは強風の中、スタッフがホースを片づけ中。
 
カッパのフードを深くかぶっているので、怪しいオカルト教団みたいな風体になっています。
 
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風が強いと港内に避難するのはタンカーなどの大型船。
 
小名浜港は工業港でもあるのでたくさん船がいます。
 
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海が荒れていると同じように港内に避難するのはウミネコたちですが今日はどこにも見当たりません。
 
どこに行ったかというと、こちら。
 
 
 
 
 
 
 
 
蛇の目ビーチと…
 
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アクアマリンえっぐの釣り堀に大挙して居座っています。
 
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居座っているだけなら良いのですが、困ったことに釣り堀のアジを食べちゃうので困っています。
 
お客様からは料金を頂いているのに、こいつらからは徴集できません。
 
 
 
 
 
例年はここまで集まることはないのですが、今年は集まらざるをえない理由があります。
 
繁殖期が終わり、ようやく、福島の海に帰ってきたのに、原発事故の影響で福島県では漁業を自粛しています。
 
普段、漁船からのおこぼれを頂いているウミネコにとっては、食べる餌が圧倒的に少ないという状況で、比較的、餌の確保がしやすい蛇の目ビーチに集まって来ちゃうという、かわいそうな理由があります。
 
原発事故の被害者はこんな所にもいます。
 
福島県のウミネコにとっては試練の年になりそうです。
 
 
 
 
 
 
 

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サーベルフィッシュ

ブログのネタを探して館内にふらふらと出かけていった直後、携帯に着信。
 
げ、上司だ…
 
いやな予感がする…
 
でるの止めようかな…
 
 
 
 
 
 
 
 
と、思いつつも、ちゃんと電話に出るのが社会人の努め!
 
うん、良いこと言った。
 
 
 
 
電話に出ると、「今、ふくしまの海のコーナーでおもろいもん見れるから、ちょっと来いや〜」とドスのきいた関西弁の上司。
 
ハイ、ハイと従順に件のコーナーへ行って見ると、先日、展示したタチウオの水槽の前で飼育スタッフがたむろっています。
 
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どうやら、タチウオの餌付けに成功したみたい…
 
餌のキビナゴ(南の海のイワシみたいな魚)の切り身を狙っています。
 
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昔、タチウオを釣りに行ったときもキビナゴ使ったなぁ〜。
 
タチウオは比較的南方系の魚ですが、アクアマリンふくしまのある小名浜港でも夏の一時ですが釣れます。
 
 
 
 
 
 
 
タチウオは餌を食べるのがすごく下手で、下から突き上げるようにしか捕食しません。
 
ですから、飼育には水深のある水槽じゃないと難しいんです。
 
獲物の下から襲いかかって、食いついた後は丸飲みです。
 
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餌を丸飲みするまでに時間がかかるため、釣りの時はじっくり喰わさないと針掛かりしないので、タチウオ釣りは魚との駆け引きを楽しめる面白い釣りなんですよね。
 
初めてタチウオを釣ったときはこつが分からず、三日三晩、徹夜釣りして、ようやく1匹釣った時はうれしかったなぁ〜。
 
ちなみにタチウオの塩焼きは絶品です。
 
私の中の塩焼きランキングのTop3に入ります。
 
 
 
 
 
 
 
アクアマリンふくしまでは今まで何度かタチウオの飼育に挑戦してきましたが長期の飼育は成功していませんでした。
 
私自身は11年前のアクアマリンふくしま開館前の畜養水槽で頑張って餌付けていたのを思いだします。
 
あのときは数ヶ月、飼育していましたが大きくなって、水槽から飛び出して死亡してしまいました。
 
飛び出し防止のビニールのちょっとした隙間から飛び出したり、1mの飛び出し防止ビニールも飛び越えた個体もいて、人為的なミスに非常に落ち込んだ事があります。
 
 
 
 
あと、病気にもなりやすいので、早期発見する観察力が必要です。
 
非常に飼育の難しい魚ですが、今回は状態の良い個体がまとまって展示できたので、アクアマリンふくしま10年来のタチウオの長期飼育という念願が叶うかもしれません。
 
 
 
 
 
 
さて、水槽の裏側にまわって、餌をあげている飼育スタッフをのぞきに行くと…
 
水槽の上のキャットウォーク上にて給餌中。
 
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正座ですか…
 
真剣さが伝わりますね。
 
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10年前の自分もこんな目をしていたのかも…
 
今の自分はどうかな?
 
たまには鏡も見ないと駄目ですね。
 
 
 
 
 
 

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シーボーンアート

小名浜国際環境芸術祭の一環として、本日はじまった「シーボーンアート展」。
 
大水槽手前に突如現れた幻想的な空間。
 
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こちらでは、海洋環境の保全を訴えるため、海岸清掃活動を行って集めた漂着物からアート作品を制作する団体「NPO日本渚の美術協会」さんの全面協力で、ガラスや貝殻を使った美しいランプシェードが展示されています。
 
 
渚の美術協会の方から「今年の目玉はこれです!!」とお勧めいただいたのはこちら。
 
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アザラシのきぼうをモデルにしたランプシェードです。かわいー。
 
 
さてさてそんなわけで、今日のきぼうくんを見に行きました。
 
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大勢のお客様の注目を集める中
 
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エサを食べていました。(写真、不鮮明でごめんなさい!)
 
まだまだ子供だからなのか、いつも落ち着きがないきぼうくんも、このときばかりは、おりこうさんに飼育員を見つめて、従順そうにしています。
 
 
そして
 
 
 
エサがなくなるとあっという間に水に戻っていきました。
(どこだかわかりますかー?)
 
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普段、水の中にいるきぼうは、びゅんびゅん泳ぎさってしまうので、写真はおろか、なかなかゆっくり観察もさせてくれません。
(気がむくと、手をふる動きにあわせて、遊んでくれたりしますが。)
 
 
どなたか水槽正面でポーズをとるように仕込んでください。
 
 

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INTERNATIONAL ENVIRONMENTAL ART FESTIVAL in ONAHAMA

本日から小名浜国際環境芸術祭2011が始まりました。
 
館内、いたる所に作品が展示されています。
 
 
 
 
アクアマリンふくしま入口を入るとすぐに列ぶ、現代アート群。
 
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なんか、おしゃれな公園みたい。
 
 
 
 
 
 
 
芝山の上には、謎の物体。
 
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これらの作品は彫刻のジャンルらしいです。
 
おまけに動きます!
 
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この動く彫刻の作者は 伊藤隆道氏。
 
実はアクアマリンふくしまのデザインなどを検討する委員の一人だったりします。
 
アクアマリンふくしまの景観にマッチするのもうなずけます。
 
 
 
 
 
 
 
 
他にも大漁旗デザイン展も!
 
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オウムガイのデザインですか…
 
ダライアスみたい…(青春時代は80年代です。わっかるかなぁ〜www)
 
 
 
 
 
 
 
 
こちらはホワイエ(←フランス語らしい)で開催の 地元小名浜の画家、阿部セキ氏の絵画展。
 
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漁港で水揚げされた魚をモチーフに臨場感たっぷりに描かれています。
 
震災前は普通の風景でしたが、原発事故以来、漁業を自粛している小名浜では懐かしい風景です。
 
あぁ〜、魚食べたいな〜。
 
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こんな所にも作品が!
 
いろんな所にあるので見落としてしまいそうです。
 
スタンプラリーやったら楽しいかな?
 
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この作品、赤と白の骨組みで “よりそうかたち” とタイトルが付いていますが、後に見えるクレーン船も赤白模様です。
 
ひょっとして狙ったのか?
 
 
 
 
 
 
 
 
こちらは、千葉県市原市の子どもたちが震災で被害を受けたアクアマリンふくしまを応援しようと制作してくれたものです。
 
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色鮮やかな魚たちが楽しい気持ちにさせてくれます。
 
市原市のみなさん、ありがとうございました!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
最後に…
 
 
 
 
 
 
 
 
これも芸術作品かな?
 
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香港オーシャンパークから頂いたタマカイです。
 
「サンゴ礁の海」のコーナーに展示しました。
 
なかなかの色合いです。
 
自然の海の芸術ですね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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