またまた産まれました
黒潮水槽のカラスエイが出産しました。
昨日のウミガラスに続きおめでたいニュースです。
朝、水槽の底でなんだかカラスエイがもぞもぞしていると思ったら午後になって子どもが産まれていました。 カラスエイは卵ではなく、親と同じ形をした子ども(仔魚)を産む卵胎生の魚なのですが、その産んだ数は10尾。 カラスエイの名の通り産まれたばかりのカラスエイはカラスのように黒々としています。 元気に育てよ〜。
早速水槽から取り上げて、それぞれの性別と大きさを確認。
尾ビレが成長した個体に比べて長いので測定もちょっと大変です。 ちなみに、成長した個体はこんな感じです。
この子ども達はしばらく予備水槽に入れて餌付くまで様子を見ます。展示水槽でデビューするまでは数週間かかりそうです。ちょうど水族館の裏側を見学するバックヤードツアーのコースのあたりで測定していたので、本日ツアーにに参加していた方は測定の様子を見学していました。普段はもちろんこんな様子を見せていないので、本当にこういうのはタイミングですね。
さて、本日は1尾だけ大水槽に残して展示をしていたのですが、15m×13m×8mの大水槽に体盤幅20cmの黒いエイがいてもほとんど見えません。気になる方は探してみましょう。そしてみんなデビューしたらお知らせします! 今回出産したカラスエイは、再オープンにに際して大阪の海遊館さんからいただいた個体です。 震災でたくさん命を失いましたが、カラスエイ、ゴマフアザラシ、ウミガラス、ポットベリードシーホース等、新しい命も生まれています。新しく授かった命を大切にしていきたいです。 |