復興日記

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またまた産まれました

黒潮水槽のカラスエイが出産しました。
昨日のウミガラスに続きおめでたいニュースです。

朝、水槽の底でなんだかカラスエイがもぞもぞしていると思ったら午後になって子どもが産まれていました。
カラスエイは卵ではなく、親と同じ形をした子ども(仔魚)を産む卵胎生の魚なのですが、その産んだ数は10尾。
カラスエイの名の通り産まれたばかりのカラスエイはカラスのように黒々としています。
 
元気に育てよ〜。
 
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早速水槽から取り上げて、それぞれの性別と大きさを確認。
 
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尾ビレが成長した個体に比べて長いので測定もちょっと大変です。
ちなみに、成長した個体はこんな感じです。
 
イメージ 3
 
 
この子ども達はしばらく予備水槽に入れて餌付くまで様子を見ます。展示水槽でデビューするまでは数週間かかりそうです。ちょうど水族館の裏側を見学するバックヤードツアーのコースのあたりで測定していたので、本日ツアーにに参加していた方は測定の様子を見学していました。普段はもちろんこんな様子を見せていないので、本当にこういうのはタイミングですね。

さて、本日は1尾だけ大水槽に残して展示をしていたのですが、15m×13m×8mの大水槽に体盤幅20cmの黒いエイがいてもほとんど見えません。気になる方は探してみましょう。そしてみんなデビューしたらお知らせします!
 
 
今回出産したカラスエイは、再オープンにに際して大阪の海遊館さんからいただいた個体です。
震災でたくさん命を失いましたが、カラスエイ、ゴマフアザラシ、ウミガラス、ポットベリードシーホース等、新しい命も生まれています。新しく授かった命を大切にしていきたいです。

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小さい子はやっぱりかわいい

葛西臨海水族園さんに避難させていたウミガラスとエトピリカが帰ってきました!
 
3月17日から約7ヶ月間預かっていただいていました。
 
なんと、6月4日にはウミガラスのペアが産卵し、7月8日に1羽ふ化しており、今回はエトピリカ2羽、ウミガラス5羽が帰ってくることになりました。
 
 
葛西臨海水族園さんを出発して約3時間30分。ウミガラスとエトピリカが到着しました。
 
イメージ 1

それぞれ1個体ずつ個体識別用の脚環(あしかん:カラーのインシュロックでつくっています)がついているのですが、その色が段ボールに書かれています。
 
イメージ 2

「これが、葛西で生まれた子だ」と言いながら運んでいましたが、中は全く見えず。もう、3ヶ月もたっているので結構大きいのだろうと思いながら、展示水槽へ。

まずは展示水槽の裏側で体重測定と脚環付け。
当然ながら嫌がるので担当スタッフは指を噛まれまくっています。。。
 
イメージ 3

そして、いよいよ7月にふ化した個体が登場。
段ボールのフタを開けると・・・
 
イメージ 4

小さ〜い!!
全体的に、小ぶりでくちばしが小さい。
目も心なしかキュートな感じが。
やっぱり生まれたばかりの子はかわいいです!

ウミガラスとエトピリカは個体識別用のマイクロチップが体の中に埋め込まれているのですが、確認をし、脚環も付けました。みなさん、「みどり」の輪が脚についていますので、ご来館の際に確認して下さい。
 
 
 
そんな作業をしている間、確認の終わったウミガラスとエトピリカは展示水槽手前の控えの間へ。
動画を見るとずっと甲高い声で鳴いているのがウミガラスです。
 

いい声してますね。
そしてエトピリカはグエグエ鳴いていました。

展示されると早速羽づくろい・・・しすぎていて全く写真が撮れません。
動画でその激しさをご確認ください。
 

長旅お疲れ様でした。
またよろしくね。

ところで、
ウミガラスとエトピリカと一緒に深海に生息する「トリノアシ」も葛西臨海水族園さんからやってきました。
 
イメージ 5

鳥を戻すから「トリノアシ」も持ってきた・・・・というギャグではありません!
1階の「海・生命の進化」で展示しています。

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真夜中の叫び声

屋外の人口ビーチ「蛇の目ビーチ」に夜になると出勤してくるヤツがいます。
 
今日はちょっと早い、ご出勤だったので思わず写真を撮ってしまいました。
 
イメージ 1
 
 
 
拡大すると…
 
イメージ 2
 
 
 
 
正体はアオサギという大型の鳥です。
 
夜な夜な、「蛇の目ビーチ」に展示している魚を食べに来るんです。
 
近くの山から3羽、やってくるようなのですが、すごい気味の悪い声で鳴きながらやってくるので、すぐに分かります。
 
どんな鳴き声かというと、短く、「ギャー、ギャー」と2回鳴きます。
 
真っ暗な海辺で釣りをしていると、人の叫び声みたいで気味が悪く、あまり好きではありません。
 
昼間、見ると綺麗な羽をしていて、姿は好きなのですが、「蛇の目ビーチ」の魚の盗み食いと鳴き声で私的好感度は低いです。
 
「憎らしいヤツ」って表現が一番妥当ですかね。
 
私の殺気を感じるのか、なかなか近づくことが出来ないのも嫌いな理由です。
 
そんなに撮影が難しい鳥じゃないんだけどなぁ〜。
 
 
 

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お気に入り

ブログ用の写真を撮影するのに使っているマイカメラはこんなの。
 
イメージ 1
 
これを持って、いろんなコーナーの写真を撮りまくっています。
 
デジタル一眼レフって、綺麗に写真が撮れるんで、結構、気に入っています。
 
最近、動画もフルハイビジョンで撮れることに気が付き、今までデジタルビデオと2丁拳銃よろしくぶら下げていたのは何だったのかと脱力感に苛まれています。
 
 
 
 
 
カメラだとうまく撮れないけどビデオなら!
 
と、思い立って撮影したのはこちら。
 
 
ゴマフアザラシのきー坊はなぜか、このカメラの黒いストラップが好き。
 
たまに、遊んであげています。
 
どうやら、黒い物体が好きみたいです。
 
 
 
 
 
おなじく、黒いストラップ好きはこちら。
 
 
エトピリカです。
 
お腹が空いているときによく反応します。
 
餌に時間の前とかに行くと面白いですよ!
 
 

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くんずほぐれつ

3階「オセアニック・ガレリア」の「弁財天ウナギプロジェクト」コーナーに新しい生物が展示されました。
 
イメージ 2
 
ウナギ水槽のすぐ横にある小さな水槽の展示されたのは…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ゲンゴロウです。
 
イメージ 1
 
くんずほぐれつ、せわしなく動いています。
 
ただのゲンゴロウではないようで、マルコガタノゲンゴロウって種類らしいです。
 
なんでも、2011年4月1日に種の保存法によって国内希少野生動物種に指定された、珍しいゲンゴロウらしいです。
 
東北・北陸、九州のごく一部にのみ生息し、福島県では2010年に初めて生息が確認されたらしいです。
 
私、あんまり昆虫類は詳しくないので、解説文そのままです。
 
担当スタッフに「見た目、ただのゲンゴロウなんですが、どこが違うんですか?」って聞いちゃうと、永遠に熱く「ゲンゴロウとはなんぞや」って語られそうなので聞いてません(笑)。
 
水棲昆虫マニアの方は必見らしいですので、ぜひ、実物を見てみてください。
 
 
 
 
ちなみに「弁財天ウナギプロジェクト」とは?
 
アクアマリンふくしまの所在する福島県いわき市には沼の内弁財天があり、そこには国の天然記念物に指定されているウナギ生息地があります。しかし今日ではその姿はほとんど確認できません。それは河川の改修のためウナギが弁財天の池にたどり着けなくなってしまったからです。このようなことは日本中いたる所で起こっています。そこでアクアマリンふくしまではウナギをメインテーマとして「弁財天ウナギプロジェクト」を発足し、河川の環境問題に取り組んでいきたいと考えています。
 
っていう主旨の展示です。
 
淡水域の絶滅危惧種を展示するにはもってこいのコーナーです。
 
震災前は「水生生物保全センター」という別館があり、絶滅危惧種の展示、繁殖などを行っていたのですが、そこは津波で再起不能になってしまい、未だに復旧の目処は立ちません。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ゲンゴロウよりも激しく「組んず解れつ」してたのは…
 
イメージ 3
 
ユーラシアカワウソのドナウとチロルです。
 
 
 
 
 
 
 
 
最初、オスのドナウが一方的に構っているのかと思いきや…
 
イメージ 4
 
 
 
 
 
 
 
 
チロルの方も負けてはいません。
 
イメージ 5
 
首根っこに噛みつき返しています。
 
 
 
 
 
 
動画はこちら。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
最近、夕方になるとこの光景が繰り広げられるようですので、観たい方は閉館間際がお勧めです。
 
この様子だと子供が生まれるのは時間の問題かな?
 
期待して見守ってください。
 
 
 
 
 
 

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