復興日記

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なにもいない…

「ふくしまの海」コーナーのとある水槽。
 
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…ん?
 
なにもいない…
 
 
 
 
 
 
 
 
よく見ると小さな魚の群れが泳いでいます。
 
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なんの魚の群れだ?
 
イワシの稚魚か?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
水槽の上に付いている種名板を見てみると、魚の種名板はありません。
 
 
 
 
 
 
 
 
代わりに付いていたのはこちら…
 
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コウイカ?
 
どこに…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
よくよく探してみると、いました!
 
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岩や砂の上にちっちゃなコウイカが。
 
3㎝くらいですかね?
 
体の色が岩や砂の色に変化しているため、見つけるのは難しいです。
 
こんなの一匹、二匹展示しても、見えないじゃん(怒)。
 
と思いきや、目が慣れてくると、結構いる…
 
一番最初の写真にも5匹は確認できます。
 
 
 
 
 
全部で10匹見つけました、私は…。
 
いったい何匹いるんですかね?
 
 
 
 
 
たまにはこんな水槽があっても面白いです。
 
泳いでいた魚はどうやらコウイカの餌みたい。
 
運が良ければ捕食シーンが見られるかもしれません。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
おまけ… 
 
とある日の「北の海の海獣・水鳥」コーナー。
 
ゴマフアザラシのきー坊はスタッフの水まきホースがお気に入りです。
 
 
 
 
 
 
 
 

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草食系が人気です

いつものように、ブログのネタ探しに館内をぶらつこうかなと、「海・生命の進化」コーナーに足を踏み込んだ瞬間、目の前に変な物体が…
 
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どうやら、写真撮影を行っているようです。
 
 
 
 
 
 
 
 
被写体は…
 
 
 
 
 
 
肺魚の仲間のネオケラトドゥス・フォルステリです。
 
長いんでネオケラ君と呼んでます。
 
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隅っこ好きの彼らの写真を撮るために、担当職員が餌で全身が見える位置までおびき寄せています。
 
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撮影に来られていた担当の方と少しお話しすると、このブログの読者の方だったらしくて…
 
 
 
 
「ああ、メガネの…」
 
 
 
 
 
ご想像とちがいまして、すいません。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ちなみにネオケラ君の大好物はバナナです。
 
テナガエビのむき身やワカサギなんかも与えていますが、バナナが大好き。
 
草食系ですね。
 
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草食系といえば先日、館内アンケートで
 
「ブログの作者は草食系男子じゃないですか?」
 
とのことが書かれていました。
 
 
 
 
自分では、草食系じゃなくて、ロールキャベツ系男子と思ってます(笑)。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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ハゼ

昨日はお休みを頂いたので、近くの川にハゼ釣りに出かけました。
 
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震災前は夏から秋にかけて、ハゼやセイゴ(スズキの子ども)なんかを狙いによく通ったのですが、津波で車を流されてからは、ここまで50ccバイクで行くのも大変だったので、今回が震災後、初釣行です。
 
私事ですが、津波で流された車の代わりをようやく手に入れたので、より広範囲な調査(釣行)が可能になりました。
 
 
 
広い河川敷は釣り人の姿もまばら。
 
震災前は結構な人出だったのですが、みんな放射線を気にしているのかな?
 
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津波の影響で小さなハゼ(ビリンゴやアシシロハゼなど)がほとんど見られなくなりました。
 
いつもの年なら岸際にみっちりといるものなんですが、今年は見られません。
 
マハゼもいなくなったのかな?
 
…との思いで釣行に出かけたのですが、結果は…
 
 
 
 
 
 
 
ハゼ以外にも、こんなのも釣れました。 
 
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モクズガニです。
 
4〜5歳ものですね。
 
立派なオスガニでした。
 
 
 
 
 
 
あんまり、いじくってると…
 
 
 
 
 
 
 
 
怒られました…
 
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さて、本命の釣果というと…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
大漁です。
 
全部で55尾
 
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それも2歳ものが結構釣れました。
 
ちなみにマハゼの寿命は2年です。
 
マハゼは津波で流されずにいたようです。
 
他のハゼと違い、少し深いところに穴を掘って越冬しますので生き残ったようです。
 
 
 
 
 
 
 
 
一番大きいのは22㎝ありました。
 
こんな大きいハゼを見たのは、仙台、松島湾ぐらいですね
 
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震災前は、うおのぞき〜子ども漁業博物館〜 勤務だったのですが 、その時に来てくれたお客さんがハゼ釣りが大好きな方で、釣り談義に大いに盛り上がったことがあります。
 
関東圏の方でしたが、ハゼ釣り玄人で、ハゼ釣り大会で何回か優勝したことがあるそうです。
 
その後、ご家族を連れて再度、来館して下さり、うれしく思ったものでした。
 
関東圏ではハゼ釣りはとても盛んで、玄人肌の方がたくさんいます。
 
関東でハゼが釣れなくなると北上して大物のハゼを狙いに、いわき周辺の川に遠征してくる釣り人を毎年のように見ていましたが、震災の影響か、今年は来てないようです。
 
件のハゼ名人さんとは「来年の夏、来られたときは大物ハゼのポイント教えますよ!」とお約束していたのですが…
 
大物ハゼが釣れるという証拠になりましたかね?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
これだけ大漁だと、放射線量を測れる500gをクリアできます。
 
 
 
 
 
ということで、もったいないですが、すべて三枚おろしに…
 
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ミキサーでミンチにして…
 
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測ってみると…
 
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表示値 163Bq/kg
 
これに補正係数0.61を乗じると101Bq/kg。
 
暫定基準値の500Bq/kgを下回っていますので食べられますね。
 
安心してハゼ釣りに励めます。
 
 
 
 
 
 
試しに、捌き終わったアラ(頭、内臓、中骨など)を測ってみると…
 
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表示値108Bq/kgですので67Bq/kg。
 
セシウムは筋肉に蓄積すると聞いていましたが、その通りですね。
 
ハゼは唐揚げで丸ごと食べることも多いので、こっちの方が実状にあった値ですかね?
 
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川魚はヤマメや、イワナなんかは行政も測っていますが、さすがにマハゼは何処も測らないでしょう。
 
アクアマリンふくしまはこういった魚にもスポットを当てて、放射性物質調査を行いたいと思っています。
 
 
 

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ウミネコ乱舞

本日、小名浜港にてサンマの水揚げがありました。
 
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すごいウミネコの数です。
 
久しぶりのごちそうに、大興奮の様子です。
 
ウミネコも小名浜港のサンマ船入港を待ちこがれていたようです。
 
 
 
 
 
 
 
 
小名浜港でのサンマの水揚げは今年初。
 
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久方ぶりに小名浜漁港が賑わっていました。
 
震災前の風景が戻ってきて、ちょっと、胸アツです。
 
 
 
 
 
 
 
美味しそうなサンマが78t水揚げされていました。
 
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きっと、今日、魚屋さんに行けば新鮮なサンマが手にはいるはず!
 
今から買ってきて、刺身と〆サンマとポーポー焼きと…
 
うん、今日は早く帰ろう!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
おまけ…
 
本日はテレビの取材でブログ作成シーンを撮りたいというので、ちょっと前のビデオを使って撮影用にページを作ったのですが、なんかもったいないので公開。
 
 
 
 
 
ちょっと前、きー坊の餌の時間を盗み撮りしてみましたぁ〜。
 
岩の上からこっそり撮影です。
 
きー坊は神経質なので結構、隠れちゃいます。
 
…ので、出来るだけこっそり撮影すると良い映像が撮れたりします。
 
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でも、ちょっと動きすぎたみたいで、見つかっちゃいましたぁ〜
 
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このあと、ちょっと餌の食いが悪くなったのでちょっと退散。
 
きー坊、お邪魔さまでした。
 
動画はこちら!
 
 
 
 
 
きっと、どこかのテレビでブログを作成している私の姿が流されるはず…
 
 
カットされてなければ…
 
 
カットされてるほうが…
 
 
カットされていたらなぁ…
 
 
 
 
 
 
 
 

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関数なんか大嫌いだぁ〜

=SUM(1/(((EXP((0.000000022-0.0000000015)*((40613-M2)*24*3600))*1.1)/((EXP((0.000000022-0.0000000015)*((40613-M2)*24*3600))*1.1)+1))/(SUM(137)*2/5)+(1-((EXP((0.000000022-0.0000000015)*((40613-M2)*24*3600))*1.1)/((EXP((0.000000022-0.0000000015)*((40613-M2)*24*3600))*1.1)+1)))/137)/137)
 
別に文字化けしているわけではありません。
 
今日、1時間ほどかけて組みあげたエクセルの式です。
 
M2は日付を数値化したのものです。
 
エクセルで2011/10/14と入力して、数値表示にすると40830となります。
 
 
 
 
 
何の式かというと、アクアマリンふくしまが所有している、放射性物質を測定する装置の補正値です。
 
表示された値に、この式で出た値をかけると実際の値になるというものです。
 
 
 
 
 
 
 
アクアマリンふくしまが所有するベクレルモニターはお手頃な値段の装置なので、γ線すべてを測ってしまいます。
 
初公開、アクアマリンふくしまのベクレルモニター。
 
イメージ 1
 
ヨーロッパのメーカーの機械なのですが、福島原発事故以前に作られた簡易測定器はセシウム134が存在しない条件での測定なので、現在の日本の状況(Ce134:Ce137=約1:1)ではちょっと、おかしな値が表示されるんです。
 
セシウム134は半減期が2年と短いので、25年前のチェルノブイリ原発の事故でのセシウム134はほとんど無くなっています。
 
福島原発事故以前ならこの装置でも大丈夫ですけどね。
 
 
ですから、この装置では行政が発表している数値より「高っ!」って値が表示されます。
 
最初、あまりにも高すぎるので、アクアマリンふくしまと一緒に共同研究を行っている、いわき明星大学さんにお邪魔して、同じ試料を測ってみたら、全然、低い値が出て「やっぱり…」という結果が出ました。
 
それからメーカに問い合わせたら、「実は、これこれ、こういう理由で…」と、なんとか補正値の存在を突き止めたのでした。
 
補正値の存在を知らずに測定していて、「結構、高いベクレルの魚、釣って食べてたんだなぁ〜」、「少し、食べる量を控えるかな?」とか考えていたのですが、補正値かけると大幅に低くなるので、今は安心して(魚種によっては)食べています。
 
冒頭の補正値は2年で半減するCe134のため、日にちが経つにつれて高くなってきます。
 
現在の補正値は約0.61。
 
表示値の半分まではいきませんが、大幅に減ります。
 
なぜ、こんな小難しいことをブログで書いているかというと、この補正値の存在を知らないで、使ってらっしゃる方々が、インターネットを見ていると結構いるからです。
 
お手頃な放射線測定装置のメーカーは外国メーカーが多いので、アフターケアが若干遅いのかな?と思わざるを得ませんね。
 
「安物買いの銭失い」にならないようにするためには、下調べが重要なのだとつくづく思いました。
 
まあ、測定時間が早いという利点もあり、簡易測定としては「使えない機械」ではないので、今後も使用してデータの蓄積を行ってみたいと思います。
 
 
 
 
 
というわけで、メーカーから、ちゃんとした補正値の資料を本日もらったので、ようやく検査結果の報告が出来ます。
 
9/3のブログで紹介したスズキ。
 
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よく水洗いして
 
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3枚におろして、刺身にします。
 
くそー、測定しないで食べてぇー!
 
内臓とか入れないのは、セシウムは筋肉に一番蓄積するからで、内臓入りだとちょっと低い値になるからです。
 
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ミンチにして専用容器に入れます。
 
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測定値は1431Bq/kg。
 
暫定基準値(500Bq/kg)の3倍近くありました。
 
行政発表では高い数値が出ていたので、“やはり”って感じです。
 
アクアマリンふくしまの調査で、暫定基準値を超えたことのある魚種は、
 
エゾイソアイナメ(ドンコ) 2369 Bq/kg   6月採集
 
シロメバル 830 Bq/kg 9月採集
 
白身の魚に多いようですね。
 
私的年間釣獲数Topのドンコの値が高いのは残念で仕方がありません。
 
 
 
 
 
 
 
 
これは、どうでしょう?
 
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最近(10/10)釣ったマアナゴです。
 
小名浜港ならどこでも釣れます。
 
結果は167 Bq/kg 
 
全然、食べられますね。
 
というか、結構食べてます。
 
最近、煮穴子の柔らかく煮る方法を研究中です(笑)。
 
 
 
 
 
ちなみに現在、小名浜港で良く釣れる魚では
 
マアジ 74Bq/kg 
小鯛(マダイ+チダイ) 79Bq/kg 
カンパチ 177Bq/kg 
イナダ(ブリ) 66Bq/kg 
 
って感じです。
 
私の感覚的には青魚系は低いのかな?
 
スズキと同じ魚食性のカンパチ、イナダの値が低いのは筋肉の組成の違いかな?
 
 
 
 
 
 
 
 
魚以外も測ってみましょう。
 
まずはナマコ。
 
イメージ 6
 
切るの大変だったー。
 
最初、ミキサーでやったらナマコが空飛んで、全身ナマコだらけに…
 
泣く泣く、出刃で細かくカット。
 
おかけで指に付いた包丁の跡が1ヶ月ほど消えませんでした。
 
結果は24Bq/kg 
 
 
 
ありゃ?
 
海底の泥食べてる割には低いんですね。
 
同様にマヒトデ、イトマキヒトデ(これも固いんだ…)も測定したところ
 
マヒトデ47Bq/kg 
イトマキヒトデ39Bq/kg 
 
無脊椎動物って筋肉の質が違うからかな?低いです。
 
 
 
 
 
 
じゃぁ、タコは? ということで、食べようと茹でて冷凍してあったヤツを測ってみると…
 
32Bq/kg 
 
低いんだぁ〜。
 
ちなみに茹でたり煮たりするとセシウムは半減するそうです。
 
煮汁、飲んじゃ駄目ですけどね。
 
 
 
 
 
 
 
本当は、もう少し成果がまとまってからデータを公開したかったのですが、震災から7ヶ月が過ぎ小名浜港にも釣り人の姿が増えてきました。
 
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折角、釣った魚を逃がす釣り人もいますし、食べる釣り人もいます。
 
行政が発表するデータというのは漁船で漁獲された少し沖の魚です。
 
実際に釣り人が釣る魚のデータには当てはまらないのではないかと思っています。
 
少しでも早く、参考になるデータを提供できれば…との思いで公開させて頂きました。
 
 
 
 
 
 
でも、簡易測定の結果ですので、参考までにしておいて下さい。
 
食べる食べないは個人の判断でお願いします。
 
ちなみに私はドンコ、スズキ、アイナメ、メバル以外は食べています。
 
同時期、同場所、同サイズの魚でも測定値は結構、ばらつく(約3倍ちがう)魚もいることも判明しました。
 
個体差、結構あるみたいですね。
 
 
 
 
一番、最近測ったスズキ。
 
イメージ 9
 
229Bq/kg でした。
 
ありゃ?
 
食べれる!
 
ということで、検査に使用しなかった半身はお寿司にして美味しく頂きました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
アクアマリンふくしまでは行政が測定しないような食用にならない魚や流通しない魚、港内の魚など積極的に測定して、情報公開していきたいと考えています。
 
釣り人が安心して魚を食べられるようになれば、それを知った一般の人も「福島県で水揚げされた魚も安心なんじゃない? 釣って、食べてるよ!」っとならないかなぁ〜と思っています。
 
 
 
 
 
 

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