復興日記

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遊星からの物体X

アクアマリンえっぐの水槽でスタッフが熱心に水槽の中を眺めています。 
 
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見ていたのはこちら! 
 
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これ何かと言いますと、イセエビの子どもです。
 
今朝、産まれていました。
 
 
 
 
 
 
イセエビはお腹に卵を抱えていて、成長すると海に放ちます。
 
フィロゾーマ幼生っていいます。
 
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エビじゃなくてクモみたいですね。
 
どっかちがう宇宙から来た生命体のような姿です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
特に目は拡大するとこんな感じ。
 
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きもっ! 
 
 
 
 
イセエビの幼生は親と同じ形になるのに1〜2年、食べれるサイズになるのに3〜4年かかるため養殖向きではありません。
 
ということで、水族館でも育てるのは難しいので、見ることが出来た方はラッキーです。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
2階にあるタッチプール。
 
 
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ここの海水は今まで人工海水を使っていたのですが、目の前の海水の放射性物質量の調査で検出されないので、自然の海水を使うようになりました。
 
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アクアマリンふくしまが独自に調査している、海水の放射性物質調査結果です。
 
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8/8以降、ND:検出せず LTD:検出限界未満 が続き、台風が来て海が荒れても全く検出されなくなりました。
 
海もすこしづつ綺麗になっているみたいですね。
 
 
 
 
 
 
 

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よみがえれビルフィッシュトーナメント

本日より「いわきの海展覧会」が始まりました。
 
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みなとまち創造会議さん主催の写真展です。
 
 
 
 
 
 
昨年行われた、カジキ釣りの大会、ビルフィッシュトーナメントの写真が展示されています。
 
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アクアマリンふくしまのある小名浜は大型のカジキが釣れる日本有数のポイントです。
 
過去には日本記録のクロカジキがキャッチされ全国のビルフィッシャーマンに小名浜の名を轟かせました。
 
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308kgのクロカジキです。
 
ラインの太さ80Lb部門の日本記録です。
 
300kgオーバーのカジキが何本もあがるトーナメントってあまり無いそうです。
 
さすが「潮目の海」です。
 
 
 
 
 
 
 
大会名はサンシャインカップ。
 
トロフィーも展示されています。
 
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こどもたちの海を題材にした絵なんかも展示しています。
 
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アクアマリンふくしまでは、潮目の海のカジキ釣りである、福島ビルフィッシュトーナメントinいわき(サンシャインカップ)を応援しており、毎年のように大会にあわせてカジキの企画展を行ってきました。
 
一昨年の企画展「大洋の航海者 カジキとマグロどうちがうの?」
 
アクアマリンパークの潮目交流館で開催していました。
 
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この開催期間中に生きたバショウカジキ3尾を大水槽に展示していたんですよね。
 
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70日ちょっと展示する事が出来たのは、世界でも初めてで、展示後、海外からの問い合わせメールがたくさんきたのを思い出します。
 
 
 
 
 
 
 
今年は津波のため、カジキ釣りの船の基地であったヨットハーバー、「いわきサンマリーナ」が甚大な被害を受けたせいもあり、大会は開催することはできませんでしたが、来年はぜひ開催していただいて、いわきの海を盛り上げ、元気づけて頂きたいものです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
去年のビルフィッシュトーナメントのときに頂いたクロカジキ。
 
私的B級グルメで優勝候補です。
 
焼き肉のタレとの相性抜群です(笑)。
 
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ただ、捌くのに3時間かかりました。
 
だって、150kgもありましたから。
 
 
 
 
 

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日本の美ですね

本日より毎年恒例企画展 「海の男の盆栽」 が開催されました。
 
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全部で100点ほどの盆栽や山野草などが展示されています。
 
小名浜盆栽研究会の会員が丹誠込めて育てた、盆栽がならんでおり、素人の私が見ても、結構、面白いです。
 
 
 
 
この時期、いろんな所で盆栽展ってやっていますが、アクアマリンふくしまの盆栽は他とはちょっと違います。
 
通常は室内で壁(白)をバックに盆栽を見せますが、アクアマリンふくしまでは青い海をバックにご覧になれます。
 
自然の海岸にはえているかのような黒松の姿が見ることができ、ダイナミックです。
 
 
 
あと、面白いのは金魚とのコラボレーションです。
 
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金魚も日本文化の極み、盆栽との相性は抜群です。
 
青い海をバックに金魚と盆栽。
 
結構、良いです。
 
11月6日まで開催していますので、ぜひ、ご覧下さい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
こちらの机の主は「アクアマリンえっぐ」の担当者。
 
なにやら、せっせとパソコンで作業しています。
 
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実はこれ、「アクアマリンえっぐ」の釣り堀に表示するパネルを作成しています。
 
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こんなパネル。
 
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どうやら、お客様アンケートに表示して欲しいと書かれていたので、掲示することにしたようです。
 
ま、この値はアクアマリンえふくしま公式ホームページのトップにも表示してあるんですけどね。
 
 
 
 
釣り場のマアジの放射性物質量は何回か測定していますが、ほとんど出ていません。
 
釣り場の魚は関西から運んできているので、当たり前なんですけどね。
 
4.5Bq/kgは放射性カリウムが悪さした値です。
 
生物がもともと持っている放射性カリウムで、ちゃんと補正値さっ引けば放射性セシウムの値はゼロになります。
 
安心して釣って食べて頂けます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
食べるといえば、こちらも今日から始まりました。
 
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アクアマリンうおのぞき 〜子ども漁業博物館〜で干物を炭火で食べて頂けます。
 
自分で焼いた魚を食べるのも結構、子ども達には面白いみたいです。
 
震災前は、漁師さんに頂いた魚を干物にして、振る舞っていたのですが、今度は体験プログラム?になって帰ってきました。
 
震災後、福島県では漁業を自粛しているので、提供している干物は震災前の冷凍物か県外で漁獲された魚を使ったものです。
 
安心してお召し上がりいただけます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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奄美大島カツオ採集記

鹿児島県奄美大島にカツオ採集に行ってきました。
 
アクアマリンふくしまの「潮目の海」大水槽のカツオは、黒潮の源流域に近い、奄美大島から輸送して展示しています。
 
震災の影響で大水槽の魚がすべて死んでしまってから、カツオの展示がまだできていません。
※数匹、小さいのは展示されています。
 
潮目の大水槽復活にはカツオは必要不可欠の魚です。
 
今回はそのカツオの採集に行ってきました。
 
 
 
 
 
 
夜も明けぬ午前2時、漁港を出港です。
 
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2時間ほどかけて漁場に向かいます。
 
奄美大島の星空はとても綺麗で流れ星、流れまくり!
 
全部で1ダースも見ちゃいました。
 
 
 
 
 
 
夜が明ける午前5時頃から漁が始まります。
 
綺麗な夜明けでした。
 
ここしばらくで、こんなに天気の良い日はないと漁師さんが言ってました。
 
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ブログの中の人、本邦初公開?
 
あれ?
 
メガネじゃないんじゃね?
 
と思われた方、するどい!
 
気合い入れて船に乗るときはコンタクトしてます。
 
昔、夜イカ釣り採集の時にイカじゃなく自分のメガネを釣って、海に放流してしまったことがありましたので…
 
船の照明を受けて、キラキラと海の底に沈んでいく自分のメガネを見るのはもうイヤです。
 
 
 
 
 
 
 
 
今回は一本釣りでカツオを釣ります。
 
釣った魚で生き残るの?ってときどき心配されますが、実は一番魚にダメージを与えない採集方法なんです。
 
網だと魚体全身が傷になってしまうのに対して、釣りだと釣針の所だけですみますから。
 
 
 
 
 
 
漁場に着くとカツオを寄せるため生きた小魚を撒きます。
 
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今回はミズン(漁師さんはムジンって呼んでます)という、イワシのような魚です。
 
これはこれで水槽展示したいですね。
 
 
 
 
 
 
 
船をゆっくり移動しながらカツオを寄せてきます。
 
10分もかからないで船の下は魚でいっぱい。
 
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集まってくるのは魚だけではありません。
 
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オオミズナギドリです。
 
 
昔、保護したオオミズナギドリをしばらく飼ってたな〜。
 
結構なつくのでかわいいんです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
…が、漁師さんにとっては憎らしいヤツ。
 
折角、撒いた寄せ魚をぶんどりにきます。
 
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ですから、寄せ魚を撒くのにも技量が必要です。
 
 
 
 
 
 
 
船に魚が付くと漁が開始。
 
最初はキハダ(マグロ)が入れ食いに!
 
漁師さん、えらい勢いで釣っていきます。
 
100匹、200匹なんかあっという間ですね。
 
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今日はカツオがターゲットなので、カツオ採集としては、あまり、よい状況ではありません。
 
結局、最初のポイントではカツオがまったく釣れなかったので、ポイントを変えます。
 
すると、今度はカツオばっかり!
 
さすが漁師さん、潮の状況で何処で何が釣れるか把握していらっしゃるようです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
でも、最初に船の生け簀(カンコって呼んでます)に入れたのはキハダ。
 
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なぜかというと、カツオよりキハダのほうが狭いところで泳ぐのが得意なので、キハダをあらかじめ入れておくとカツオもキハダと一緒に泳ぎ、狭い生け簀の中でもぶつかりにくくなるんです。
 
 
 
 
 
 
釣れた魚は生け簀の上に張った糸で針をはずします。
 
こうすると魚を触らなくてもいいので魚に与えるダメージが最小限になります。
 
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結局、カツオ27尾、キハダ3尾(生け簀が3個あるから)を採集できました。
 
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日の光の中、泳ぐカツオは青くて綺麗です。
 
アクアマリンふくしまの水槽は太陽の光が入るので、この綺麗な“青”を出せるんです。
 
魚本来が持っている色を見て頂けます。
 
 
 
 
 
 
 
再び2時間かけて島に戻り、湾内に張った大きな生け簀に採集したカツオを放します。
 
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採集したカツオはすぐには輸送せず、しばらく生け簀で飼育します。
 
採集時に傷ついた傷を癒し、餌づけて、体力をつけさせます。
 
 
カツオの輸送は、じつはマグロよりも難しいんです。
 
マグロと違い、カツオは輸送トラックの水槽の壁などにぶつかると、エラから血を流しながら死んでしまいます。
 
この血がやっかいで、流れた血で水槽の水質が悪くなり、下手をすると輸送トラックの中で全滅してしまうのです。
 
ですから、生け簀でしばらく飼育し、狭い環境に順応させてから運びます。
 
 
 
 
 
 
採集を無事終えた、担当スタッフは疲れ切ってましたね。
 
なんせ、徹夜ですから。
 
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お疲れ様。
 
 
 
 
 
 
今回、採集したカツオが大水槽で展示されるのは11月中旬ぐらいですかね?
 
アクアマリンふくしまの「潮目の海」の復活をご期待下さい。
 
 
 
 

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復興応援もここまでくるとすごいです

今年は日独交流150周年。
 
ということで、なんと、ドイツのクリスティアン・ヴルフ大統領がアクアマリンふくしまにいらっしゃしました!!
 
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はじまりは、「被災地でドイツのオーケストラが演奏をしたいと考えている」という話からでした。
 
オーケストラ来るというだけでも、そんなのやったことないよ!という感じだったのですが、被災者の方を150人招待したい、最終的には大統領がいらっしゃる、ということでこちらのスタッフもプチパニックになっていました。
 
最初は、屋外のテラスで演奏会をする予定だったのですが、最終的にはレストランで開催することに決まりました。(2日ほど前に決まりました!!)
 
大統領が来るので、知事も、市長もご来館。
※上の写真に知事とアクアマリンの館長が写っています。分かりますか??
いち水族館にこんなにVIPがそろうとは・・・。
ちなみに、関係者用の印はこちら。
 
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ちょっと引っ張ったら破けそうな紙のリングでした。このタイプのスタッフパス?は初めてみましたね・・・。
 
今回演奏したのは、東京芸術大学とドイツのエッセン・フォルクワング芸術大学の学生で構成された日独ヤング・ユーロ・クラシック・アンサンブルの皆さん。
そして指揮者はゲルト・アルブレヒトさん。
※下の写真はリハーサルの様子。
 
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正直音楽は詳しくないので存じ上げなかったのですが、そんな音楽に詳しくない人間でも知っているヘルベルト・フォン・カラヤンさんのお弟子さんなのだそうです。おおっ、すごい。
 
そんなわけで、すっかり仕事ではなく一聴衆者として会場についていました。
 
レストランという場所に不安はありましたが、これが思いの外音響がよく、雰囲気も良かったのです。
今度から、大水槽前だけでなくここでコンサートやろうかな・・・。
不満は、マスコミさんが多くて終始カメラのシャッター音が鳴り響いていたことでしょうか。
もっと静かに聞きたかった。
ああ、完全に仕事を忘れてますね。
 
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我々はさておき、被災者の方々が音楽を聴いて癒されたなら、本当によかったと思います。
残念ながら閉館後に開催されたため、招待された方のみで一般の方は聴いていただくことができませんでした。
そのかわり、アクアマリン独自のイベントで何か開催します!
何か・・・・。
早く考えないと・・・・。
 
ちなみに、本日来館された方は、リハーサルの様子や、こんなものを見ることができました。
 
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巨大ベンツ!
 
格好良すぎです!
 
うちの、トラックや移動水族館の車も入り口のあたりに並べたらこどもも喜ぶかな〜。
 
 

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