復興日記

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サイエンスカフェ

いわきサイエンス・カフェ 〜いわきの海と魚を語ろう〜 に参加してきました。
 
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サイエンスカフェとは、こちらのサイトによると、
 
科学技術の分野で従来から行われている講演会・シンポジウムとは異なり、科学の専門家と一般の方々が、喫茶店など身近な場所でコーヒーを飲みながら、科学について気軽に語り合う場をつくろうという試みです。
 
ということらしい。
福島県水産会館にて、漁業者さん、加工業者さん、水産高校さん なんかが参加されていました。
 
 
 
 
 
 
東京海洋大学の石丸隆教授の
 
「放射性物質分布のモニタリングと海洋生物への移行について」
 
を聴講した後は…
 
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お話の中で疑問に思った事項をそれぞれが書き出し、それに対して、それぞれの専門分野の方が答えるといった流れで行われました。
 
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最初、浜の荒っぽいおっちゃんたちで、このサイエンスカフェが成り立つのか?
 
と、ドキドキしていましたが、議題がすすむにつれて、議論も活発に!
 
なかなか、有意義な時間を過ごせました。
 
 
 
 
 
やはり、漁業者さんが中心の集まりでしたので、福島県の漁業はいつ再開できるのか?ということが一番の気がかりになっていました。
 
その中での
 
「漁業再開までの期間 どの位までガマン出来るのだろうか?」
 
という議題に対しての応答は、現在の福島県の漁業者さんが置かれている実状を語っていました。
 
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「安全と安心は違う」という言葉は、放射性物質量の暫定基準の問題を大いに表しています。
 
 
今回のサイエンスカフェの結果は情報がまとまり次第、アクアマリンふくしま2階の情報コーナーにて紹介する予定です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
このサイエンスカフェに出かける、ちょっと前に、一般の方からの持ち込みで、こんな動物が保護されました。
 
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オオミズナギドリです。
 
最近、海が荒れているので餌を取れないで衰弱してしまったようです。
 
毎年、この時期、シケの海が続くと、体力のない幼鳥がよく保護されます。
 
今回は発見が早かったので、2,3日餌を食べさせれば、元気に飛べるようになるかと思います。
 
 
 
 
 
 
 
段ボールの下に敷いた新聞記事、福島県議会選挙の記事ですね。
 
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本日、20日は投票日です。
 
私は期日前に投票行きました。
 
福島県民のみなさん、選挙には行きましたか?
 
 
 
 
 
 
 
 
行かないと、この方に怒られちゃいますよ!
 
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事務所の扉の横に張ってあるので、何でこんな所に萌ポスターが? ってびっくりしました。
 
 
福島未来さん 
 
昨年の福島県知事選挙から使用されているそうです。
 
今回の選挙はあまり注目されていないようですが、小さな事からこつこつと、自分たちの力で福島を変えていけるチャンスだと個人的には気になっています。
 
今日は早く帰って開票速報を見なくては。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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ついでに行くには…

「金沢出張に行くついでに水槽を取ってきて!」って言われて取りに行ってきました、これを。
 
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名古屋まで…
 
金沢のついでに名古屋…?
 
そりゃぁ〜福島からよりは近いけど、250km以上ありますよ…
 
 
 
 
 
っと、ぐちぐち言っても仕方がない。
 
アクアマリンふくしまではよくあること(笑)。
 
 
 
昔、
 
「のとじま水族館(石川県)に行くついでに、マリンワールド海の中道(福岡県)に行ってきて!」
 
って言われて、活魚トラックに乗って行ったなぁ〜。
 
ちなみに、このときは新潟直江津(フェリー)→福岡→能登島→福島 でした。
 
2000kmぐらいか?
 
 
 
 
 
 
 
 
ちなみに、取りに行った水槽はこちら「水生生物保全センター」のユニット水槽。
 
水族館の魚の検疫、病気の治療、ストックのための水槽として使用していました。
 
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施設は津波で壊滅してしまったのですが、水槽だけ運び出して、名古屋の業者さんに修理をお願いしていました。
 
 
 
 
 
 
 
 
こんな状態でしたが、水槽自体は破損してなかったのが幸いでした。
 
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ユニッククレーンで積み込んで
 
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8tトラック一杯に200㎝水槽がならびました。
 
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名古屋から福島まで陸送ですので、しっかり固定しました。
 
まだ、たくさん修理済みの水槽が残っているので、もう一回取りに来なくっちゃ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ちなみに修理をお願いした業者さん。
 
水族館業界だと知らない人いないんじゃない?ってぐらい有名なところ。
 
一般のお客さん向けにショップも併設してあり、なかなかの品揃え。
 
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このサンゴもついでに福島に…
 
と思ったけど、手が出ません〜。
 
海水魚専門でやってらっしゃるので、興味のある方はお店を覗いてみると良いかも。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
3日間に渡ってトラックに乗ってると、お尻と腰が痛くって…
 
痔になったら労災申請してやる〜。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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金沢遠征

ちょっと、遠くまで行ってきました。
 
 
 
 
 
 
まずは 石川県金沢にある
 
 
ここにはアクアマリンふくしまと放射線の共同研究を行っている低レベル放射能実験施設の長尾教授がいます。
 
長尾教授は福島県内の河川の放射性物質量を調査されています。
 
今後の研究方針を詰めるため、お邪魔しました。
 
 
 
 
 
 
 
今、のどから手が出るぐらい欲しい、ゲルマニウム半導体検出器が7台も!
 
これ、放射性物質量を核種分析できる “できる子” です。
 
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今、購入すると1500万円ぐらいするみたいです。
 
アクアマリンふくしまが所有している機械は100万円ぐらい…。
 
それだって、なんとかかんとかして手に入れたんだけどな〜。
 
1500万円か…
 
 
 
 
 
 
 
 
ちょうど、測定試料を取り替える所だったので、見学させて頂きました。
 
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重い鉛の防壁を取り除いて、中から出てきたのは…
 
 
 
 
FS1-1と書かれているプラスティック容器。
 
ちょうど福島の試料を測定していたみたいです。
 
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長尾教授の施設では、震災前から低レベル放射能実験施設って看板のとおり、かなり低い値まで測定しています。
 
例えば、宇宙から降り注ぐ放射線やチェルノブイリの放射線とか1960年代の核実験の放射線とか…。
 
1960年代の核実験競争で放出された放射性物質は相当、多かったみたいですね。
 
自分の父親世代が、今回以上の放射線を浴びていた事実と、今も元気な親父の姿を照らし合わせると
 
“なぁ〜んだ…”
 
と思っちゃいます。
 
 
 
 
 
 
 
部屋の片隅にはこんなモノも…
 
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大昔のベータ線測定装置だそうです。
 
“鉄人”でも動かせそうな感じです(笑)。
 
なんか男心がそそられる機械だらけの研究所でした。
 
 
 
長尾先生、お忙しい中、お邪魔しました!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
次に向かったのは…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
超近代的な建物の金沢工業大学 生体機構制御技術研究所。
 
こちらはシーラカンスでアクアマリンふくしまと共同研究しています。
 
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この建物、セキュリティー高っ!
 
登録カードがないと、扉、開きません。
 
さすが工業系の大学です。
 
それに比べて、私の母校と来たら…
 
この間、同級生と飲んだ後、久しぶりに侵入し …
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
こちらにいらっしゃるのは佐藤隆一教授。
 
シーラカンス遊泳動作を解析・研究しています。
 
その集大成? がこちら!  
 
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かわいらしい外見のシーラカンスロボ。
 
なんと、水の中で遊泳可能です。
 
本物のシーラカンスの鰭の動きをします。
 
 
 
 
 
今度はこれのデラックスバージョン。実物大で、リアルなヤツを作るか!って担当スタッフと盛り上がっていました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
研究所スタッフさんが持っているのは、シーラカンスの鰭の骨格模型。
 
バネを筋肉に見立てて “ココのひもをこう引っ張ると、こういう動きをする” とかナントカ…
 
すいません、頭がついていかないです(泣)。
 
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テレビでもおなじみのアクアマリンふくしまシーラカンスプロジェクトリーダーも興味津々です。
 
 
 
 
 
 
流体力学の研究所でもあるのでこんなモノまで…
 
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最速、秒速2mで水が流れるみたい…。
 
水泳選手とかが使ったりすることもあるそうです。
 
 
 
 
 
 
 
ここで、シーラカンスロボ泳がせるぞ!って会話しているのかな?
 
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こんな機械があったら、いろんな魚泳がして、この魚は時速何kmで泳ぎます!って研究できますね〜。
 
え? 海水は駄目?
 
マグロ泳がせてみたかったのに〜。
 
 
生体機構制御技術研究所のみなさま、お騒がせして申し訳ありません。
 
お邪魔しました〜。
 
 
 
 
 
 
ということで、石川県の金沢には2つもアクアマリンふくしまと共同研究を行っている大学があるぞ!って話でした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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生物搬入ができます。ありがとう。

津波で大きな被害を受けた電気設備。
 
水槽の温度管理をする機械もその一つです。
これまで仮設の機械で過ごしていましたが、本格的な冬を迎えると、熱帯魚が泳ぐ「サンゴ礁の海」や「黒潮水槽」の生き物たちの飼育環境としては心許ない。
 
そんな悩みに「ヤマト福祉財団」さんが手をさしのべて下さいました。
「東日本大震災生活・産業基盤復興再生助成金」として8千万円支援をして下さったのです!!
これでようやく冬場をしのげます。
 
そんなわけで、早速大水槽に生物を追加搬入です。
 
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今回やってきたのはマグロのキハダとカツオ。
昨日まではそれぞれ5尾ずつの展示でしたが、本日キハダが37尾、カツオが5尾入りました。
 
 
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いつものとおり、黒潮水槽にはクレーンで搬入するのですが、その前にタンカを使ってトラックからクレーン用の水槽に移し替え。
この作業、何が大変かって、生き物に気を遣うのはもちろんですが、トラックの上の人からタンカを受け取る際にちょうど胴長の隙間にみずが入ってずぶぬれになること。胴長全く役に立たず・・・。
しかも今日はただでさえ肌寒いのに濡れてしまい、みんなでぶるぶる震えながら搬入をしました。
もちろんウエットスーツの職員もぶるぶる震えていました。
 
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今回搬入したキハダとカツオは当歳魚でこぶりですが、水槽の中で先に入っていた個体に比べちょこまかとした泳ぎをしていてちょっと楽しいです。またイワシたちが驚いて水槽の底を泳いでいましたが、そのうち慣れて真ん中をおよいでくれるかな?
 
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さて、キハダとは別にこんな生き物も搬入されました。
 
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アオリイカです。
スミをはいて全く姿が見えず・・・。
今回は裏側の予備水槽に移動したのですが、移そうにも姿が見えず、時々水だけを運んだりしていました。
 
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では、出番が来るまでお待ち下さい。
 

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食育〜命の教育〜

アクアマリンえっぐの釣り場の一画でやっているコーナー。
 
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子ども達が真剣な表情で机に向かっています。
 
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アクアマリンえっぐで開催している「調理体験」です。
 
アクアマリンえっぐの釣り堀で釣った魚(マアジ)を自分でさばけます。
 
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いままで生きていた魚を自分で獲って、〆て、調理し、食べる。
 
命の大切さを教える体験プログラムです。
 
担当スタッフが手取り足取り教えてくれます。
 
魚の体の仕組みも教えちゃいます。
 
「ここが心臓だよ〜」とか。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
子どもに包丁を扱わせるのがちょっと… って心配するかもしれませんが、防刃手袋をしますので安心です。
 
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 実際、唐揚げ用の魚を捌くのには調理ハサミだけでも出来るのですが、この「調理体験」では包丁を使うことにこだわっています。
 
刃物を使う機会が今の子ども達にはあまり無いので、包丁の使い方も学んでいただければと思います。 
 
個人的には多少、刃物で怪我するくらいの体験でもいいと思うのですが…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
魚を捌き終わるとよく洗って、特製唐揚げ粉に付けて、約10分、油で揚げます。
 
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この10分が子ども達には待ち遠しいようで、じっとフライヤーの前で待っています。
 
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こんがり、きつね色になればできあがり。
 
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この唐揚げ、結構美味しいので、使っている唐揚げ粉のお問い合せが結構あります。
 
テレビの取材で来たグルメリポーターが唐揚げ粉のメーカーを担当スタッフから聞き出していたとか…
 
是非、参加してお試しください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
この「調理体験」に参加した子ども達の反応を見ていると、なかなか興味深いです。
 
 
喜んで釣った魚を〆るときは 「かわいそう」。
 
 
調理するときは「(血で)気持ち悪い」…
 
とか言いながらも真剣に魚(命)に向き合う子どもたち
 
 
食べるときなると「おいしそう!」
 
 
 
 
 
子どもたちなりに“命のつながり”を感じ取っていただいているのではないでしょうか?
 
 
 
 
 
 
「調理体験」は土日祝日に開催しています。※悪天候時は中止
 
釣り体験に参加された方は無料で体験できますので、是非、ご参加下さい。
 
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