リハビリ
エサをたくさん食べて、体力は回復したのですが、段ボール生活のためちょっと羽が…
ということで、ちょっとリハビリで大水槽に浮かべちゃいました〜。
オオミズナギドリは普段は海の上で生活していて、繁殖期以外は陸に降りることはありません。
ですので、陸にずっといるとすぐに飛べなくなってしまいます。
こうしてみると、大水槽が本当の海みたいに見えますね。
たまたま、居合わせたお客さん。
ラッキーですね。
うーん、新たなスター誕生の予感…
このまま、大水槽で飼育しよーかな?
ショップのグッズ開発の人に「オオミズナギドリグッズの準備してて!」って言わなくては…
少し汚れた、羽も綺麗になって上機嫌かと思いきや…
まだ、羽が汚れているため、うまく水を弾かず、沈みがちです。
これじゃー、駄目ですね。
ということで、リハビリ終了。
羽の汚れを落とすために、温かいお湯とこれで洗います。
環境省がやっている水鳥救護研修センターにて行われている油等汚染事故対策水鳥救護研修に参加したとき使用してました。
ナホトカ号の重油流出事故の時に海鳥が大量に油汚染してしまったことがあり、これを機に毎年行われている研修です。
ま、油は落とすわけではないので他のでも良いんですが、鳥類に対する安全性をしっかり示していましたのでこれ使ってます。
鳥の羽ってお尻からでる油を塗って水を弾くというわけではなく、羽の構造で水を弾く方がメインなので、洗うときはごしごし擦っちゃいけません。
と、研修会で習ったことを思い出しながら、きれいに洗ってやると羽が水を弾くようになりました。
今度は浮くぞ〜。
ま、数日間間隔でリハビリしようと思っていますので、見られた人はラッキーだと思ってください。
ちなみに、大水槽に入れる前にはこんな検査も…
鳥インフルエンザ検査キット。
口の中の粘液ぬぐって、試薬に溶かし、検査紙を入れて10分間で終了。
簡単です。
結果はこんな感じで出ます。
ピンクのラインが出たら陽性です。
結果は陰性。
アクアマリンふくしまではお客様のスペースに出す鳥はちゃんと検査しています
リハビリがうまくいったら自然に戻したいのですが、今の時期はちょっと寒いかな?
春まで大水槽にいてもらっても良いけど、そうなると、羽の筋肉が落ちて飛べなくなるしなぁ〜
と、頭を悩ましています。
個人的には大水槽の新たなアイドルにしたいですけどね。
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