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タイヘイヨウセイウチのミルとは明日でとうとうお別れです。
お客様に見ていただけるのも本日限り。
そんなわけで、ミルの水槽前には入れ替わり立ち替わり職員やボランティアが訪れ、ミルとの別れをおしんでいました。
明日の搬入の準備の都合で本日のミルはエサ止めです。
スタッフが水槽の裏を通るたびにエサはないのかと、せがんでいました。
この写真のミルはちょっと切ない感じです。明日まで我慢してね。
最後なので、セイウチがアクアマリンふくしまに来たころの写真を掲載します。
いつかこんなかわいいこどもがミルにもできることを願っています。
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アクアマリンえっぐにある釣り堀。
３連休とあって結構混み合っていました。
ここで釣れる魚は夏はアジでしたが、今はギンザケです。
結構良いサイズが釣れています。
ギンザケは養殖サケで有名で、コンビニのおにぎりの中に入っているやつとか切り身になっているのは結構ギンザケが多いです。
この釣り堀の良いところは目の前で料理してもらえるところです。
“命の教育”ということで行っている体験コーナですので、“命のつながり”を感じ取って頂ければと思います。
ガラス越しですが自分で釣った魚が捌かれて料理されるのが見て取れます。
子ども達の教育にはもってこいです。
土日祝祭日は自分で料理も出来るワークショップも行っていますので是非、ご参加下さい。
さて、サケといえばこちらのコーナー。
ここで展示しているのはサケの卵。
孵化が始まっていました。
可愛いサケの赤ちゃんがいっぱいです。
ぜひ、見に来てください。
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アクアマリンふくしまの出口付近、たくさんの人が立ち止まり、写真を撮影していきます。
展示されているのはこちら。
数年前に行った企画展で展示していた、アクアマリン七福神。
おめでたいので、お正月展示ということで再展示しました。
ただの七福神ではありません。
アクアマリンふくしまにいる（いた）生物をモチーフにして作られています。
例えば布袋様はセイウチ、毘沙門天はシーラカンスとなかなか良い出来です。
手に持っている小物も凝っていて、寿老人がもっているのはチンアナゴだったりします。
これを作成してくれたのは琉球張り子作家の豊永盛人さん。
琉球弧の展示ではお世話になりました。
布袋様のモチーフになっているセイウチはもうすぐ、いなくなっちゃいます。
今日はたくさんのお客様がミルとの最後の写真を撮りにやってきてくれました。
ミルが見られるのは１１日までです。
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今年の干支は辰ということで、館内に展示されている辰にちなんだ生き物をご紹介しています。
「熱帯アジアの水辺」コーナーには２種類の「干支の生き物」がいます。
まず、こちらはタツノオトシゴの仲間、オオウミウマです。
アクアマリンえっぐにいるポットベリードシーホースばっかり注目を浴びてますが、こちらも立派な辰の生き物です。
もう１種類はこちら。
アジアアロワナです。
中国語で龍魚と呼ばれています。
再オープン直後は銀色していましたが、最近、ようやくアジアアロワナらしい赤い色が出てきました。
この色の変化を見るのも楽しいです。
赤といえば、「熱帯アジアの水辺」の通路には時々、こんな赤い物体が落ちています。
結構、大きいです。
実はこれ、カエンボク（火焔木）の花。
見上げると、ずいぶん高いところに咲いています。
こんな高いところで咲いてもお客様からは見えません。
落ちてから見られる花っていうのも面白いです。
「熱帯アジアの水辺」コーナーは毎日掃除しているはずなので、担当スタッフは落ちた花もちゃんと展示物として見てもらいたいのかも知れませんね。
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バックヤードツアーに参加すると見ることができるホワイトボード。
最新の生き物情報などが書かれています。
今日はこんなお知らせが張られていました。
セイウチのミルがアクアマリンからいなくなってしまいます。
先日、オスのゴオが死亡し、メスのミル１頭をどうしようかと検討されていました。
新たにオスのセイウチを導入するか、他の園館にお嫁に行くか…
結果、香港にある水族館、香港オーシャンパークに行くことが決定しました。
香港オーシャンパークはアクアマリンふくしまとは友好館の提携を行っており、職員の交流も盛んです。
私も３回ほどお邪魔しました。
非常に大きなテーマパークで設備もとんでもなくすばらしい所です。
こちらは動物の治療施設と研究機関が入っている建物です。
こんなに大きなプールをバックヤードに持っているのはすばらしいです。
検査機器もすべて揃っており、日本の動物園水族館でここまでの施設を持っているところはないと思います。
ですから、安心してミルを預けることはできるのですが、寂しい気持ちは無くなりません。
ミルはアクアマリンふくしまの開館前から我々と一緒にいた子です。
私も数年担当していました。
まだ、ミルが小さかった頃です。
こんな風に両腕の中に収まるぐらいだったんですよ。
１０年以上一緒に過ごしてきた家族か遠く離れた場所に行ってしまうのはものすごく辛い気持ちで一杯です。
ただ、まだ若いミルを１頭で飼育するわけにはいきません。
動物園・水族館の役割には野生動物の域外保全があります。
日本動物園水族館協会HPより
彼らの繁殖の機会を奪うことは許されないことです。
ミルとの別れは寂しいですが、香港で良いお婿さんを見つけて、きっと可愛い赤ちゃんを産んでくれることだと思います。
香港は近いですから、産まれたら絶対見に行くぞー。
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