復興日記

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ご先祖様

アクアマリンふくしまの1階、「海・生命の進化」コーナー
 
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ここには、こんな展示があります。
 
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生きた化石「ナメクジウオ」です。
 
ナメクジって名前が付いてますがナメクジの仲間ではありません。
 
かといって、普通の魚とも違います。
 
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原索(げんさく)動物といって、無脊椎動物と脊椎動物の中間ぐらいの生き物です。
 
なにやら、我々人類も含めた脊椎動物の共通の祖先らしいです。
 
 
 
 
これは「親潮水槽」に展示しているマボヤ。
 
遺伝子情報の解析でナメクジウオと、どちらが古いか争っていましたが、軍配はナメクジウオに上がったそうです。
 
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ということで、「海・生命の進化」のコーナーに展示する生物としてはもってこいのナメクジウオなんですが、全長5センチほどなので、肉眼ではよく見えません。
 
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ですので、モニターに拡大した姿を写しています。
 
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更によく見たい方にブログでは写真も。
 
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体の構造図も(笑)。
 
 
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この黒いボックスのなかに…
 
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こんなのが入ってます。
 
ただのハンディビデオカメラだったりします(笑)。
 
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ただ、拡大投影してもあまり動かないのでこんな注意書きが…
 
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こんなに動かなくて目立たない生き物なんか展示しても面白くないので、他の水族館ではあまり展示されていません。
 
 でも、こんなナメクジウオの展示こそアクアマリンらしいと思っています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
さて、ナメクジウオを展示している「海・生命の進化」コーナーのエスカレーター下には3台のモニターがあります。
 
津波による浸水のため故障していましたが、数日前にようやく復活しました。
 
心休まる音楽が流れるので、震災前には結構、曲名のお問い合せもあり、人気でした。
 
9ヶ月ぶりに聞こえてきた音は懐かしい音でした。
 
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探さないと見つからない

アクアマリンふくしまの来館者アンケートには「印象に残った生物や展示はありましたか?」という項目があります。
 
今日、見たアンケートに「マレーハコガメ」と書いてありました。
 
海獣でもイワシでもないところに注目するとは、なかなか、目の付け所が…
 
でも、このアンケートを見たスタッフ
 
 「こんなのいたっけ?」 
 
こりゃ、お客様も見てない人がたくさんいるかな?
 
 
 
 
 
マレーハコガメがいるのはこのコーナー「熱帯アジアの水辺」。
 
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ここの2番目の水槽にいます。
 
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…が、水の中をいくら探しても見つかりません。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今日はここにいました。
 
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陸地にいることも多いので、背伸びして探してみてください。
 
よく、お客様から「カメはいますか?」って聞かれるのですが、「川のカメなら」って答えると残念そうにします。
 
いや、マレーハコガメも可愛いですけどね〜。
 
大水槽にウミガメが入るのは、夏になるまでないかな〜
 
 
 
 
 
 
 
 
「ふくしまの川と沿岸」の水槽にも1匹しかいなくて、なかなか見られない魚がいます。
 
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震災後、「ふくしまの川と沿岸」の磯の水槽は海藻がとんでもなくきれいに生えてきました。
 
まるで、本当の磯場みたいです。
 
実は海藻の飼育って難しいんですが、アクアマリンふくしまはガラス張りの天井なので、太陽光が入り、海藻の成長もうまくいきます。
 
 
 
 
 
 
もさもさした海藻の中から出てきたのはコイツ。
 
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ムラソイです。
 
これ、震災後、初めて夜釣りに行ったときに釣れたやつで、うれしくなって思わず水槽に放り込んじゃったやつです。
 
今も元気なんですが、人見知りなうえ、小さい魚をぱかぱか食っちゃうので困りものです。
 
担当スタッフは可愛がってくれてますけどね。
 
ムラソイ君、もうちょっと、人前に出てきて仕事しなさい。
 
 
 
 
 
 
 
 

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健康祈願

本日は「Bio Bio かっぱの里」にある酉(とり)小屋を炊きあげました。
 
いわき地方の伝統行事で小正月に新年の飾り物と一緒に、この小屋を焼き、その火で焼いた餅や団子を食べると1年間、病気にならないといわれています。
 
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本当は昨日、燃やす予定だったのですが強風注意報が出ていたため順延しました。
 
 
 
 
バーナーで火を付けると…
 
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あっという間に燃え上がりました。
 
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風向きが良かったので、煙は海の方に流れてくれて良かったです。
 
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最近、雨が降らず乾燥してますから、あっという間に燃え尽きました。
 
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今回は燃やす竹の放射線量を測定し、燃やしてもその場の土壌の放射性物質量にそれほど影響を与えないと判断した結果、行いました。
 
いつもはなにも考えずに燃やせるのですが、今回はいろんな専門の人から意見を聞き、熟考しました。
 
いくら少なくても放射性物質が含まれているのは確かですので、この竹を余所の地域に持って行って焼くと、健康被害は生じないレベルだったとしても風評被害などで問題になるかも知れませんが、地元でとった竹を地元で燃やす分には問題ないと判断しました。
 
煙には放射性物質はそれほど含まれていないとか、たき火の温度から考えて土壌に含まれるセシウムが気化する温度になるのは中心部部分ぐらいで、量もそれほど多くないとか…
 
いつもは考えなくても良いことを考えなくてはいけないのはストレスになります。
 
本来なら、健康を祈る行事なんですけどね〜。
 
 
 
 
 

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閑散期には…

お正月休みが終わって春休みまでの間が水族館では一番お客様が少ない時期です。
 
冬に水場に行くのは…って心理が働くんですかね?
 
そんな閑散期に行われるのが大がかりな展示改良だったりします。
 
 
 
こちらは「アクアマリンえっぐ」に入ってすぐの大きな水槽。
 
こんな感じで作業中。
 
中は見えないかと思えば…
 
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裏から見ると丸見え…
 
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これ、水槽の水を循環させる配管の工事中。
 
別に震災とは関係ありません。
 
以前からお客様から配管が見えて、なんか見苦しいと担当スタッフは感じていたみたいで、それを見えないように改良しています。
 
さて、どうなることやら…
 
明日には復活させるっていってましたけど間に合うのか?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
いつもは水槽を見ているお客様を見ていることが多いのですが、この時期はお客様が少ないので自然と水槽内に注意がいきます。
 
こちら、「オホーツク海」コーナーの水槽内になにやら赤い粒が…
 
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どうやらアツモリウオかクマガイウオが産卵したようです。
 
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アツモリウオとかクマガイウオってなんか変な名前ですが、これは平家物語に由来する名前だそうです。
 
源氏と平氏の戦いであった一ノ谷の戦いで登場する、平敦盛(たいらのあつもり)と熊谷次郎直実(くまがいじろうなおざね)のお話から名前が付けられたようです。
 
アツモリウオは上の写真のように真っ赤な体をしており、命名された方は平敦盛がつけていた赤い鎧を連想されたのでしょう。
 
色違いでそっくりなクマガイウオはその敵役からです。
 
 
 
ちなみにアクアマリンふくしまでは2003年にクマガイウオを水族館で初めて繁殖しました。
 
アツモリウオはお隣のアクアワールド大洗水族館さんだったりします。
 
なんか、こんな所でもライバル関係だったりするのは面白いですよね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
お客様が少ないとよく見えるのはこちら。
 
トントンミー(沖縄の方言)ことミナミトビハゼです。
 
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温かい温室の「熱帯アジアの水辺」コーナーに展示しているので元気いっぱい飛び回っています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
温かいので、「熱帯アジアの水辺」コーナーにはこんな風に色鮮やかなランの仲間もよく咲きます。
 
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マニアックな種類のランもあるみたいなのでランマニアにみなさま是非一度ご鑑賞下さい。
 
今、見頃ですよ。
 
 

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ミルの旅立ち

セイウチのミルが香港に向けて旅立ちました。
 
アクアマリンふくしまには、もともと、オスのゴオとメスのミルの2頭のセイウチがいました。
 
ゴオは昨年8月に腸捻転のため死亡し、メスのミル1頭だけとなっていました。
 
このままでは群れで暮らすセイウチにとって好ましくない環境で、まだ、若いミルが繁殖の機会を得られません。
 
貴重な野生動物であるセイウチなので、新たにオスのセイウチを導入するか、お嫁に出すかを検討されていました。
 
結果、鴨川シーワールドさまのところのオスのセイウチと一緒に香港オーシャンパークさまのところに行くことになりました。
 
今日はとりあえず鴨川シーワールドさまのところに搬出しました。
 
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今日の輸送のため、昨日は餌止めだったミルはなんか寂しそうです。
 
 
 
 
 
 
 
今日の日のために誘導訓練を行っていたので、輸送ゲージにはすんなり入り、担当スタッフは安堵していました。
 
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今日の小名浜はこの冬一番の寒さとなり、北の海の動物であるセイウチの輸送にはちょうど良い日でした。
 
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避難していた鴨川シーワールドさまの所から帰ってきた時と同じトラックに積み込まれます。
 
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報道さんもたくさん来て頂きました。
 
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ミルが積み込まれたトラックは多くのスタッフが見守る中、鴨川シーワールドさまのある千葉県に旅立っていきました。
 
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トラックが見えなくなるまでその場を離れないスタッフもたくさんいました。
 
 
 
ミルはアクアマリンふくしまの開館した当初、11年前からずっと我々スタッフと共にありました。
 
この間、ミルの担当には、たくさんのスタッフが携わりました。
 
ですから、今回の別れは多くのスタッフが寂しく思っています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そして、お客様も…
 
 
 
 
 
 
 
「北の海の海獣」コーナーに入ってきた、小さな男の子とおじいちゃん。
 
男の子「セイウチはいないの?」っておじいちゃんに何度も聞いていました。
 
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こちらは、セイウチ大好きな女の子からのお手紙です。
 
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みなさま、いままでミルを可愛がってくれて、ありがとうございました。
 
いつかミルの子どもがアクアマリンふくしまで見られると良いですよね。
 
 
 
 
 
 

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