【新刊】イ・ドヒョン著『亡国と興国』(韓国学術情報)
「日本が朝鮮を併合する際、総兵力は約100万人、軍艦は171隻だった。その3年前の1907年7月末に強制解散となった朝鮮軍の兵力は5845人だった。海軍は皆無だった」
19世紀末の韓日の対照的な運命は、予告されたものだった。著者は「賢かった韓国人がなぜ日本人に国権を奪われたのか」という疑問を解こうと、日本の外務省の史料館や東京の古書店を歩き回った。
二つの点が違っていた。開化期の日本は、旧体制と反体制が銃火を交えて戦い、勝った方が政権を取った。朝鮮は、旧体制と反体制が権力掌握のため暗闘を繰り広げた。日本は、旧体制にせよ新体制にせよ、究極の目標は新たな立憲君主制だった。朝鮮では「新朝鮮」は眼中になく、政権獲得だけに没頭した。
著者は「今の韓国と韓国人の自画像を見ているようではないか」と問いかけた。411ページ、2万9000ウォン(約2000円)。