コスタリカで漁船の航行を妨害したとしてドイツで逮捕され、保釈中だった反捕鯨団体シー・シェパードのポール・ワトソン代表が、ドイツから逃亡したことが25日、わかった。フランクフルト上級地方裁判所によると、22日から警察への出頭義務に従っておらず、ドイツを離れたと弁護士に24日に電話で伝えたという。
ワトソン代表は、2002年にサメ漁をする漁船を妨害した容疑でコスタリカ当局が国際手配。今年5月に独フランクフルト国際空港で逮捕された。保釈金25万ユーロ(約2370万円)を払って保釈されたが、ドイツ出国は認められていない。シー・シェパードは日本の調査捕鯨船に侵入するなどの過激な活動で知られ、日本の海上保安庁も国際刑事警察機構(ICPO)を通じてワトソン代表を国際手配している。(ベルリン=松井健)