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猛暑 “ドライ・フェーン”も7月26日 19時17分
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東日本と西日本の内陸部を中心に気温が35度以上の猛烈な暑さになった原因について、気象庁は、上空から暖かい空気が吹き下ろす「ドライ・フェーン」現象や、都市部で温められた空気が流れ込んだことが考えられるとしています。
夜間に気温下がらず
気象庁によりますと、25日も各地で猛烈な暑さになりましたが、夜の間、気温があまり下がらないまま、26日の朝から強い日ざしが照りつけました。
“ドライ・フェーン”現象
また、広い範囲が高気圧に覆われて上空から暖かい空気が流れ込んでいて、局地的に山に沿ってフェーン現象のように地上付近に吹き下ろしていました。
フェーン現象では、山越えの風が吹き下ろす際に暖かくなってふもとで気温が上昇しますが、今回は暖かい空気が上空から山に沿って吹き下ろして局地的に気温の上昇につながったと考えられるということです。
空気が乾いているため、「ドライ・フェーン」とも呼ばれている現象です。
都市部で温められた空気が内陸に
さらに、都市部で温められた空気が風に乗って内陸に流れ込んでいました。
38度を観測した岐阜県多治見市では、午前中から西寄りの風が吹き始めていて、名古屋市など都市部で温められた空気が流れ込んでいたということです。
37度1分を観測した群馬県館林市でも、東京の都心で温められた空気が南風に乗って流れ込んでいたということです。
気象庁は、これらの要因が重なって気温が上昇したとしていて、来週にかけて、この状態が続くとして熱中症などに十分注意するよう呼びかけています。
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