日々の業務、お疲れ様です。

私が最も気にしていた事が、実質的に決済されました。
なにはともあれ、絶対に読んでください。
　⇒ぱちんこ営業における広告、宣伝等の適正化の徹底について（通知）

いくつか、ポイントがありますので、書いておきます。

■（１）警察庁丁保発第１４４号
この文面には、【警察庁丁保発】の番号（＆発行日付）が明記されていると共に、
発行者は【警察庁生活安全局保安課長】となっています。
『言った言わない』とか、『誰々の考え、または主観』の話じゃないです。
警察庁から発行された通知であり、正式文書である事を、再度確認して頂きたい。

■（２）「お願い」ではなかった。
通知主題文の締めくくりは、「お願いする」では無く、『努められたい』である。
普通に読み取るならば･･･『やりなさい』と同意語に感じます。

■（３）広告及び宣伝の規制では、「射幸心をそそる行為」ではない。
全ての文面において、書かれている言葉に、【射幸心をそそる＜おそれのある＞行為】と、
【風営法違反＜の疑いのある＞行為】とある。
そしてそれらは、『規制の対象となる』と明記されている。
読み方次第だが、「違反に該当する」とは書かれてはいない。（一部は除く）

■（４）構造及び設備の維持義務は、「違反に該当」
以前（平成２３年６月２２日付けの通知）に、設備規制の明確化が提示された。
それに関しては、キッチリと【営業所の構造及び設備の維持義務違反に該当】ですね。
（風営法第12条・第4条第2項第1号）

■（５）問題は「うかがわせる表示」
パチンコ・スロットに関わらず、営業において、数字・記号・隠語・イラストの類は、
全てコレに該当し、「規制の対象」となる。
併せ、【賞品買取行為への関与】をうかがわせる表示も全面的に規制対象となる。
※何度も言うが、「違反に該当」とは言っていない。

■（６）「一物一価」への言及
「等価交換」とかの表示はもちろんダメだが、表示うんぬん以前に･･･
【風営法第19条又は第23条第1項第1号の規定に違反する行為への関与をうかがわせる。】
･･･と言い切られてる。

以下、良く読んで頂きたい。
（前略）
・【同一の賞品について、遊技機の種類又は遊技料金の区分により獲得遊技球等数に対応する金額に差異があることをうかがわせる表示】
・【遊技機の種類又は遊技料金の区分ごとに、当該種類の遊技機又は当該区分の遊技料金で遊技した客にのみ提供される専用の賞品を設け、これを提供することをうかがわせる表示】
この２点においても、『表示は、著しく射幸心をそそるおそれがある』と言われ、
『風営法第19条又は第23条第1項第1号の規定に違反する行為』と言われ、
表示については、『違反する行為への関与をうかがわせる』と断言。

つまり、「一物一価にしなさい」とは直接言わないけど、表示は規制対象。

■（７）業界団体の自主規制について
簡単に言うと、こうなる。
１．『今回（前から）言っている事から外れている自主規制は、即是正しなさい』
２．『地域毎に異なる自主規制は、本通知より厳しい内容でも、それを守りなさい』

■（８）都道府県警察への質疑について
コレは、今回最大の定義となる。
もう３回も「違法な表示」について指導しているんだぜ。十分解っているよね？
なのに、まだ『コレはどうなの？』とか聞いてくるのは、グレーゾーンの追求か？
（･･･と、若干お怒りモードです（汗

でも、『警察はそうじゃない』と考えている。
皆さんの質疑に回答する事は、違反を抑制し、遵法営業を促進する一助となり得るものと考える。
『だから、どんどん質疑して、営業者の間で広く共有化して頂きたい』と言う。
ただ、所轄個別とかじゃ大変だから、組合一元化でまとめて、各警察本部に言って欲しい。
（･･･と、「お願い」しています）

何度も言いますが、今回最大の定義です。（よ〜く、噛み砕いて考えて下さいね）

■（９）業界誌への「ぱちんこ営業の健全化」協力要請
業界誌に対して、以下の内容について、営業者側から『協力要請をして欲しい』。
【遊技機の無承認変更を推奨・教唆・扶助等する内容について適正化の協力を求めて欲しい】
つまり、コレらを記載している業界誌には、金出して広告は出すな！･･･とも読める。

■（１０）ライター来ても良いけど、表示はダメ！
これも重要である。【別添２】をよく読んで頂きたい。
基本的に、「ライターが来る」事がダメとは言っていない。
問題は、その表示（チラシ告知等）はダメ！･･･と言っている。

前提条件としての、「特定の機種」は解るが、「特定の日」とは？
一応、【ぞろ目の日】と書いてあるが、【等】の文言が付加されてある。
つまり、「とある日」が「特定の日」と認識されれば、規制対象になると言う事。
結果的には、「ライターイベント」は、限りなく告知が不可能となり･･･
告知が出来ないのであれば、店舗としては「開催の意味」は無くなり･･･
最終的に、『撤廃になる』事は、明らかになりすね。

もう一度書きますが･･･
『ライター呼ぶのは店の勝手ですが、告知はダメ！』･･･なんですからね

＜まとめ＞
正直、最悪の事態は無くてよかった。･･･が正直な感想です。
「入替以外の広告」を、【脱法的表現により善良の風俗及び清浄な風俗環境を害するおそれのある広告、宣伝】と言われ、
または「入替の広告」をも、【射幸心をそそるおそれのある行為】と言われたら･･･

いい加減、【三度目の正直】にすべき時が、やって来てますよ。
【仏の顔も三度まで】･･･てな言葉もありますからね。

＜高橋の独り言＞
さぁ、コレでもチラシ屋さんは、気が付かないのか？･･･潰れますよ！
ホールさんは、強制的にでも、このコラム読ませてやって欲しい･･･です。
『みんなで考えましょうよっ』ってば！

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