§ 桃と生ハムのパスタ
本日はお洒落で美味しい「フルーツパスタ」の紹介です。 本来は、喉頭癌での放射線治療後、唾液が出ない患者さん (つまり私自身)のために考案した、 サッパリとして、つるりと喉の通りが良いパスタなのですが 娘に言わせると 「私が考案したオリジナルパスタのベスト10に入る味」 だそうで、だまされたと思って、一度作ってみてください。 <桃と生ハムのパスタ>本来はニューヨーク生まれの冷製デザートパスタです。 少し細め1.4ミリのフェデリーニを冷たくして乱切りの桃を乗せ、 エキストラバージンオリーブオイルとブラックペッパーで味を調えてバジルを飾ります。 <僕のオリジナルは温かいパスタ> 串切りのタマネギ、山芋の拍子木、しめじを軽く炒め、 茹で上がったパスタと、白ワインに10分ほど漬けた桃を ワインごとフライパンに入れて沸騰したら火を止め、 生ハムは余熱で(半生程度に)火を通して、三つ葉を飾って出来上がり。 好みで柚子かレモンを絞って、 ホワイトペッパーやバジルなどで味を整えてもOKです。 ※山芋はメークイン系ジャガイモのスティックでもOK。 しめじはエリンギでもマッシュルームでもいいし、 三つ葉はバジルでいいけど、手近にあればクレソンがいいですね。 生ハムは、ホントは高いけど600日熟成とかのパンチェッタがベスト。 桃のほんのりした甘さと酸味に生ハムの旨みが溶け合って なんとも言えない美味しさ。 半分とろ?り&シャキシャキ感の残る、ホクホクの山芋 つるりとした甘みのある半透明のタマネギ&しめじの旨み味に 微塵切りにした三つ葉の軸と葉の薬味感・・・ あぁ、生まれてきて良かった・・・というのは、ちょっと言いすぎですが かなり至福の味わいである事は保証いたします(笑)。 ★この季節、桃は入手しにくいので、もちろん缶詰でもOKです。 甘過ぎても料理にならないので、シロップは使わず白ワインに漬けて。 ⇒喉頭癌の方は、オクラを輪切りにしてこれに加えると 粘りもプラスされるし、彩りも良いのでお試しください。 ●このパスタ、実験はしていませんが、「紅玉」など 身の引き締まった林檎+ロースハム等でやっても、美味しいと思います。 ・たぶんですが、林檎は皮ごと使用で、 その余った桃缶のシロップに漬けて、レンジでちょいとチンして甘みを補強。 後は、桃と同じ工程で出来ると思いますが、 林檎も方が硬い分、フライパンで少し煮込んだ方が良いのか 事前のレンジの時間を延ばしたほうが良いのか? はたまた、林檎のシャキシャキ感を活かすのか? ・・・まぁ、この辺は各自で工夫してアレンジしてみてください。 ●また、洋梨にニョッキで作っても美味しくいただけます。 洋梨はニョッキと同じ位の大きさに、ゴロゴロに切り分けます。 桃よりも硬いので、少し多めに煮込んでください。 (コイツは実験済みですが、まったく別の食感・別の料理のなります) タマネギをたっぷりのオリーブオイルとベーコンで 焦がさないように炒めて照りと粘りを出してから ゴロゴロの洋梨とワインを入れてフランベ、 茹で上がったジャガイモのニョッキを加えて、ホワイトペッパーで味付け。 真っ白な皿に、真っ白なパスタを盛り付け、 真っ白なパルミジャーノ、レッジャーノを振りかけて 鮮やかな緑のバジルを飾って完成。 ・・・なんていう「美学」も似合う、レシピです。 これもまた、だまされたと思ってご試食ください。 ブログランキングに参加しております。 食べたい方、作りたい方は、今回もぽちっと押して行ってくださいね。 |