第3日、3カ国語で会話してリラックス…通算14アンダーで首位の塚田好宣=小樽CCで
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◇サン・クロレラC<第3日>
▽28日、北海道・小樽CC(7471ヤード、パー72)▽晴れ、気温31度、風速6メートル▽賞金総額1億5000万円、優勝3000万円▽63選手(うちアマ1人)▽観衆3861人
初日から首位の塚田好宣(42)が、7バーディー、2ボギーの67をマークして通算14アンダーとし、2位に1打差で3日間連続の首位を守った。最終日は2006年ANAオープン以来2度目の最終組でツアー初優勝を目指す。前日4位に浮上したアマチュア、松山英樹(20)=東北福祉大3年=は69で回り、通算10アンダーの5位。史上初の「アマチュアでのツアー2勝目」を狙う。
塚田は前日まで初体験の2日間連続首位だった。そして迎えた第3ラウンド。前半は5バーディーを奪い、9ホールでの自己ベストタイとなる31をマーク。後半はパープレーで、初日から3日目までの54ホールでの自己ベストストロークを2打更新する202で初優勝に王手をかけた。
「ひとごとみたいです。後半、風向きが変わったけれど、大きなミスもなく回れた。不思議とパットが入っている。満足できるラウンド」と振り返った。
この日の同組はB・ジョーンズ(オーストラリア)、李京勲(韓国)と外国人勢。日本語、英語、タイ語の3カ国語を話す塚田は「ラウンド中は日本語で対応してないから、いい感じでリラックスできたのかも」と分析した。
06年ANAオープンは3日目を終えて首位タイだったが、結局7位だった。「勝ちたい気持ちが空回りして…」と苦い経験を振り返る。今回のビッグチャンスに向けては「優勝経験がないから、どんな感じでいればいいか分からない。一生懸命やるだけ」と、気負いを捨てて臨む。 (櫛谷和夫)
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