大阪市内で子育てをしている母親でつくる「放射能から子どもを守るママの会・大阪市」(小林和代代表)など三つの市民団体が26日、市内での震災がれきの焼却・焼却灰の埋め立て計画の撤回を求め、此花区民3618人分の署名を集めて大阪市に目録を提出した。市は2週間以内に文書で回答する。
市職員(右)に署名の目録を手渡す小林代表=26日午後、大阪市役所 |
大阪市は東日本大震災で発生した岩手県内のがれき約3万6千トンを此花区に位置する大阪湾の埋め立て地「舞洲」で焼却し、北港処分地で埋め立てる方針で、此花区内の中学校で3回の説明会を開催している。
同会は「説明会に入れる定員合計は合わせて750人と少ない。多くの市民が参加の機会を奪われている」として、署名を集めていた。
要請内容はほかに、「放射性物質を含んだ焼却灰を市内に持ち込んだり、埋め立てたりしない」「震災がれきではなく、被災者を受け入れる」「広域処理に使われる費用を被災者の生活支援や被災地で使う」などを挙げ、被災者の直接支援を重視するよう求めている。
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