神奈川県警大和署の30代の男性警察官4人が3月、後輩の20代の女性警察官に服を脱ぐよう命じるなど集団でセクハラ行為をしていたことが27日、県警への取材で分かった。県警は4人を処分する。刑事事件としては立件しない方針。
県警監察官室によると、4人は3月上旬の勤務時間外に女性を大和市内のカラオケボックスに呼び出した。このうち交通2課の巡査部長が女性のほおに無理やりキスをした。
このほか、刑事2課の巡査部長(現在は県警本部暴力団対策課)が女性に対し服を脱いで、交通2課の巡査部長の服と交換するよう命じ、女性はブラウスとズボンを脱いで実際に交換したという。男性警察官4人は酒を飲んでいた。
女性は春に異動となり、新しい上司にセクハラ被害を申告した。女性は「後輩の女性警察官のためにも許してはいけない」と話しているという。
4人は事実関係を認めており、監察官室は「調査結果を踏まえて厳正に対処する」としている。