7月21日に『ニコニコ動画』では映画『テキサス・チェーンキラー ビギニング』が無料公開された。ところがこの作品「ニコ生史上、最悪レベル」のアンケート結果をたたき出してしまうという、不名誉な結果になった。
偶然にもその映画を観ていた筆者も、上映中は他のユーザーによるツッコミ満載のコメントに笑ってしまい、ホラーどころでは無くなってしまった。
一体この作品の何が“ダメ”だったのかを列挙してみよう。
・字幕が一瞬しか表示されない(最も短い場合は0.1秒程度)。
・字幕の表示されるタイミングがおかしかった。
・登場人物が多すぎて展開が把握できない。
・主人公が誰かわからない
・最後は全て説明で終わってしまう
この『テキサス・チェーンキラー ビギニング』、おそらくは2006年に発表された『テキサス・チェーンソー ビギニング』のパロディー映画なのだが、そのことを知らず間違って見てしまった人も多かったと思われる。ちなみに内容は「狂った家族に軟禁され強制労働され、逆らえば殺される」というもの。「実際に起きた事件を元に作られた」とされているが、前述の通り映画としての演出が破綻していたため、あのような酷評コメントの嵐につながったのではないだろうか。
あまりの荒唐無稽さゆえ、放送最後に行われる恒例のアンケートでは「とても良かった」が4.7%という激辛評価。「まぁまぁ良かった(9.0%)」が13.7%、そして「あまり良くなかった(21.0%)」、「良くなかった(65.2%)」を選んだ人は86.2%という結果になった。
ちなみにこの放送の延べ来場者は7万人以上にものぼっており、かなりの“被害”が出ていたようだが、今回の放送は無料放送。「もし有料放送だったら?」と考えると別の意味で恐ろしいが、これは想像の域を出ない。
いろいろな意味で「怖い」この作品、見たい人はアマゾンでDVDを買ってみてはいかが?
真夏のホラー映画42連発 第2夜:映画「テキサス・チェーンキラー ビギニング」(字幕版)無料鑑賞会
※この記事は、ゴールドラッシュの「ソル」が執筆しました。
(著:ソル)