【香港=吉田健一】香港で7月1日に行われた、「中国の民主化」などを求める大規模デモに参加した中国人活動家の男女2人が、中国本土に戻った後、労働教育1年2か月の処分を受けて収容所に送られたことがわかった。
28日付の香港紙・蘋果日報などが報じた。
2人は江西省寧都県の宋寧生氏と曽九子さん。デモ参加後、陳情のため訪れた北京で拘束され、「香港でのデモ参加」などを理由に労働教育処分となった。公安当局は香港のデモを「反中デモ」と認定したという。
香港での毎年7月1日のデモには最近、民主化や人権擁護を求める中国本土からの参加者も増えている。