7月から提供が禁止された牛の生レバー(肝臓)について、厚生労働省の研究班が8月にも放射線照射による殺菌効果の研究を始めることが27日、分かった。強い毒性を持つ腸管出血性大腸菌O157がレバー内部で見つかっているが、有効な殺菌方法がないのが現状。研究で効果が確認されれば、同省は提供禁止の解除を検討する。
同省は、近く研究班を立ち上げ、殺菌の有効性のほか、照射後に食べたときの安全性などを確認する。ただ、安全性について消費者団体などが反発する可能性もあり、実用化には難航も予想される。
牛の生レバーを巡っては、内部のO157を殺菌する方法がないとして、厚労省は7月から飲食店などでの生食用としての提供を禁止。提供には中心部まで十分火を通すことを義務づけた。一方で、生食の安全性が確保できる殺菌方法が見つかれば禁止解除を検討するとしていた。
厚労省によると、海外では牛肉の殺菌に放射線照射を導入している国もある。日本では現在、ジャガイモの発芽防止用としてのみ利用が認められている。
厚労省、厚生労働省
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