宮城のニュース

村井知事共同代表に 11月就任、橋下市長と 道州制連合

 地域主権型道州制の導入を目指す道州制推進知事・指定都市市長連合の総会が18日、高松市内で開かれ、村井嘉浩宮城県知事が知事側の次期共同代表に選ばれた。共同代表の石井正弘岡山県知事が勇退するのに伴い、11月から就任。政令市側の共同代表を務める橋下徹大阪市長とともに、実現へのけん引役を担う。
 道州制連合は9知事、15政令市長で構成。総会では道州制実現への「制度設計と工程」試案を了承、次期衆院選マニフェスト(政権公約)に反映させるよう各党への要請を強化する方針で一致した。新たに副代表として古川康佐賀県知事、阿部孝夫川崎市長を選任し、体制強化を図るという。
 次期共同代表に決まった村井知事は「道州制は、高い次元で国家のフルモデルチェンジにつなげるための大事業だと考えている。東日本大震災からの復興とともに、全力で取り組みたい」とあいさつした。
 試案は道州と基礎自治体(市町村)の2層構造を原則とする一方、多様な大都市制度を容認。新たな地方税体系構築へ向け「消費税の地方税化を有力な選択肢とする」と明記した。2013年通常国会までに道州制推進法を制定し、その後6〜8年以内に道州制に移行する工程を盛り込んだ。
 総会後、石井知事は「国民に国政選挙で選択してもらえるよう各党へ働き掛けたい」と述べ、衆院選で争点化を図ることを強調。民主、自民、公明、みんなの各党に対する要請活動を8月上旬から本格化する構えだ。
 村井知事は「運動のすそ野を広げなければならない。橋下市長と話し合う機会を持ち、連携して進んでいく」と話した。


2012年07月19日木曜日


Ads by Google
宮城
RSS

△先頭に戻る

新着情報
»一覧
特集
»一覧
  • 47NEWS