震災がれき:北九州市受け入れで苦痛と市民ら提訴
毎日新聞 2012年07月27日 19時13分
北九州市が宮城県石巻市の震災がれき受け入れを決めたため、精神的な苦痛を受けたとして、受け入れに反対する市民ら142人が27日、北九州市と宮城県を相手に、計1562万円の損害賠償を求める訴訟を福岡地裁小倉支部に起こした。原告の代理人弁護士によると、がれきの広域処理の違法性を問う訴訟は全国で初めて。
原告は北九州市民58人のほか、12都府県から集まった。
北橋健治北九州市長は「訴状が届いていないのでコメントできない」、宮城県の村井嘉浩知事は「提訴という事態は大変残念に思います」とコメントした。【宍戸護】