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【愛知】

「今、謝罪しとるがや」 私的旅行問題で河合市議弁明

時折声を荒らげながら、記者団の質問に答える河合優市議=市議会で

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 名古屋市議会の最大会派「減税日本ナゴヤ」の河合優議員(47)=緑区=が、女性同伴での東京公費出張を「私的旅行」として旅費を返還した問題で、河合議員は二十七日、問題発覚後初めて市議会内で記者団の取材に応じた。「私的視察のことなのに私的旅行という言葉が独り歩きした」と弁明し議員任期を全うする考えを強調した。

 市議会の公式な出席要請や市民への謝罪の意思を問われると、議員は「いま謝罪しとるがや」と声を荒らげて返答。同僚らに促されて「今回は申し訳ありませんでした。市民の皆さまの利益になるように頑張ってまいります」と頭を下げた。

 今後の議員活動に関する質問では「最後の一日まで頑張ってやらせてもらう。おれほど資質がある議員はいないんじゃないの、減税日本には。減税日本の本店みたいなもんだわ」とも語った。

 会見に先立ち、河合議員は非公開の議会運営委員会理事会に出席して質問に答えた。出席者によると「私的旅行なら説明する必要がない」として一部の経緯説明を拒んだほか、「今後は国内外の視察に行かない」と表明したという。

 一連の騒動に地域政党「減税日本」代表を務める河村たかし名古屋市長は、市役所内で記者団に「(河合議員に)電話を三回かけたが返事がない。これからのことはいっぺん説明してもらってから考える」と語った。

 記者団の取材に応じた河合議員との主なやり取りは次の通り。

 −一連の騒動に関する本人の見解は。

 委員会視察の「旅行命令」を取り消す時に、旅行命令の反意語が「私的旅行」だった。その言葉が一人歩きした。おれはちゃんとやっているのに。

 −もっと早く説明すべきだった。

 そうかもね。体調を崩したから出られんかった。

 −謝罪する意思はあるか。

 今謝罪しとるがや。議会人として自覚を持ってやらないかんよ、ということで謝罪した。(昨年三月の市議選で)一万一千百四十二票をもらっとるもんで、最後の一日まで頑張ってやらせてもらいます。

 −議員の資質を問う声もある。

 いろんな資質があるし、四年に一回選挙で審判してもらえるんだから「河合」と書かなきゃいい。おれほど資質があるのはいないんじゃないの、減税日本には。減税日本本店みたいなもんだわ。資質、資質って何言っとんだ。

 −反省しているように見えない。

 ものすごい反省しとるが。

 −体調不良とのことだが、議員を続けられるのか。

 問題ないわね、ぜんぜん。おれがやらんかったらどうなる? えらいことになるわ。(議員として)固定資産税減税をやるから。

 

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