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2012年7月23日20時33分

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83歳、重機で国道壊した疑い 「俺の土地だ」と否認

 宮城県内の国道4号の歩道の舗装を破壊したなどとして、県警白石署は23日、同町出身の無職庄司照喜容疑者(83)=静岡市駿河区下川原5丁目=を道路法違反(道路の損壊)の疑いで逮捕し、発表した。「あそこは自分の土地だ」と容疑を否認しているという。

 同署によると、庄司容疑者は2009年9月30日、同県蔵王町宮の国道4号にある歩道の金属製車止め8本を工具で切断。同年10月17日には知人に頼み、ショベルカーで歩道の舗装3カ所(約115平方メートル)をはがした疑いがある。「本当にいいのか」と渋る知人に、書類などを見せた上で「間違いなく俺の土地だから、やってくれ」と金を出して頼んだという。

 問題の土地について、庄司容疑者は妻の母が戦後の農地改革で受け取ったとして約30年前から所有権を主張、国と境界線を巡ってトラブルになっていた。庄司容疑者は97年に国を提訴したが、03年に最高裁は判決で国の所有だと認めた。

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