競泳平泳ぎで3大会連続2冠を目指す北島康介(29=日本コカ・コーラ)は、4月に急逝したライバルのダーレオーエンさん(享年26)の母国ノルウェーから全面支持を受けていることが判明した。
25日(日本時間26日)、記者会見に臨んだ北島は「時差ボケがあったが、ようやく上がってきたと思う。ベストで本番を迎えられるようにしたい。目標はもちろん金メダルです」とサラリと金メダル宣言をかっ飛ばした。
この会見には海外メディアも参加できたが、日本以外では唯一ノルウェーの通信社が出席。同社記者は北島に「ダーレオーエンが亡くなりどのような心境か」などと質問。北島は「亡くなったと聞いたときは、悔しくて、残念な気持ちでした。彼と非常にレースがしたかったので、寂しい気持ちでいっぱいです。なにより彼が戦いたかっただろうし。彼を目標にやってきたので残念な気持ちです」と答えた。
実は北島はノルウェーでも多大な支持を得ているという。前出の記者は本紙に打ち明けた。「北島はとても有名。北京五輪でアレックス(ダーレオーエンさん)に勝ったことで有名だったけど、アレックスが亡くなったときに追悼のツイートをしたでしょ。それが国内で広く伝わって共感を持たれた」
ライバルの急死を受けて北島は日本語で「涙が止まらないよ」などとツイッターでつぶやき、英語でも「最大のライバルである親友の死にショックを受けている アレックス、安らかに眠ってほしい」とツイートした。そんな北島の行動は悲しみに沈むノルウェー国民から支持を受けているという。
ダーレオーエンさんは日本のバラエティー番組に出演したことがあるが「日本の番組に出れたのも、北島のおかげだしね。みんな注目しているよ」(同記者)。ノルウェー国民はダーレオーエンさんの敵というより、盟友と見ている北島に対し、国民的英雄だったダーレオーエンさんに代わって、北島が金メダルを獲得することを願っているという。
北島も「彼の分とまではいかないが、自分の精一杯の泳ぎをしたい」。
日本だけではなくノルウェーの期待を背負って3大会連続2冠の偉業に挑む。
関連記事はありません。
30年以上、世の中高年の人々に元気を注入し続けているタフマン。そんなベストセラー商品にミス東スポ候補の美女が突撃取材!愛され続ける理由や、気になるタフマンマークの由来に迫った。