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【大リーグ】

イチロー、きょうNY初見参 Rソックス戦でピンストライプデビュー

2012年7月28日 紙面から

 【シアトル秋野未知、ジョン・ヒッキー】ヤンキースのイチロー外野手(38)は26日(日本時間27日)、27日から始まる地元でのレッドソックス3連戦に向け、当地から空路でニューヨークに移動した。

 イチローにとっては伝統のピンストライプ(ユニホーム)に身を包んでの初ヤンキースタジアムで、しかも相手は宿敵レ軍。テレビを通してでしか見たことがなかった伝統の一戦に自らもヤ軍の一員として参加という記念すべき試合を前に、背番号31が高鳴る胸の内を明かした。

 マリナーズの一員としてビジターでは何度も訪れたヤ軍本拠地ヤンキースタジアムも、ヤ軍の一員で、伝統のピンストライプに身を包んでとなれば、“眺め”も変わってくる。しかも相手は宿敵レッドソックスだ。

 「テレビでは見ているけど、まさか自分がその一員になっているなんて、2、3年前は思いもしなかった。両チームの長きにわたるライバル意識は理解しているつもり」。“伝統の一戦”を前にイチローの気持ちも自然と高ぶった。

 レ軍戦での活躍が、辛口で知られる地元ファンに迎え入れてもらえるための近道であることも身に染みて知っている。期待に応えられなければ、容赦ないブーイングを浴びることとなり、プレー中のプレッシャーは相当なものとなるが、イチローは「集中して試合に入り込めさえすれば問題ない。リラックスしていつもの力が出せるはず」。新しい刺激を求めてヤ軍入りを決断した男にとって“厳しい環境”は望むところだった。

 本拠地デビュー戦の打順は主砲ロドリゲス三塁手が死球で左手を骨折、少なくとも1カ月は戦線離脱することから流動的だが、第1戦のレ軍先発が右腕クックであることから“定位置”1番も十分にありうる。右足の付け根を痛めているスウィッシャー外野手も第1戦での戦列復帰は難しそうで、右翼での先発が濃厚。典型的な左右非対称球場で左翼に比べると“手狭”な右翼だが、その分、自慢の強肩を生かせる場面も増える。

 「ヤンキースファンは僕の名前は知っていると思うけど、僕をよりよく知ってもらうためにも、ヤ軍で『自分が何をできるか』というところを見せないといけない」。代名詞の“レーザービーム”でヤンキースタジアムの右翼を新たな庭“エリア31”に変えるつもりだ。

 

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