「がれき受け入れで苦痛」と提訴 北九州市民ら142人提訴後、記者会見する斎藤利幸弁護士(中央)ら原告=27日午後、北九州市小倉北区 北九州市が宮城県石巻市の震災がれきの受け入れを決めたことで精神的苦痛を受けたとして、受け入れに反対する市民ら142人が27日、北九州市と宮城県に計約1500万円の損害賠償を求める訴訟を福岡地裁小倉支部に起こした。 訴状で市民らは「宮城県が大手ゼネコンでつくる共同企業体(JV)と交わした契約では、がれきの処理権限はJVに移っており、宮城県には搬出の権限がない」と主張。広域処理にかかる費用や、5月に実施した試験焼却の手順にも違法性があったとしている。 【共同通信】
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