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「仕事の都合」が最多 自主避難しない理由 福島県民調査

 福島第1原発事故があっても自主避難しない理由として、「仕事の都合・職探しが不安」を挙げる福島県民が最も多いことが、東邦銀行系のシンクタンク「とうほう地域総合研究所」(福島市)のアンケートで分かった。
 アンケートは原発事故の避難区域に指定されていない地域の県民で、家族に自主避難者がいない人に複数回答で尋ねた。
 「仕事の都合・職探しが不安」と答えた人は57.5%を占めたほか、「資金に余裕がない」が28.2%、「子どもを転校させたくない」が15.9%に上り、放射能を気にしながらも経済、教育的事情で地元にとどまるとする回答が目立った。
 「自主避難するほどの放射線量ではない」は41.2%だった。「現住地が好きだから」「家族に若年者がいない」が各14.2%、「家を空けることが不安」が13.4%、「よその土地になじめない」が5.9%、「世間体が気になる」が2.1%だった。
 アンケートは5月、東邦銀行の県内の店頭や取引先で行員が調査用紙を配布し、515人が回答した。


2012年07月27日金曜日


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