山口朝鮮初中級学校:保護者ら、下関市長に補助金増額を要請 /山口
毎日新聞 2012年07月27日 地方版
下関市神田町の山口朝鮮初中級学校(鄭万石学校長)の保護者らが25日、下関市役所を訪れ、中尾友昭市長に学校への補助金増額を要請した。保護者らは「国籍に関係なく、全ての子供に平等な教育を」と訴えた。
訪問したのは、鄭学校長▽「山口朝鮮初中級学校オモニ(母親)会」▽「山口県民族教育を支えるオモニ達のネットワーク下関地区」メンバーら約10人。
同校などによると、下関市から同校への年間の補助金は、学校への20万円と児童1人当たり1000円の計24万5000円にとどまっているという。
オモニ会の沈栄順さんが「不況とあいまって保護者の授業料負担は増大するばかりです」と補助金の増額を求める要望書を手渡すと、中尾市長は「実情は分かっています。要望としてお聞きしたい」と述べた。【西嶋正法】
〔下関版〕