野田佳彦首相の資金管理団体「未来クラブ」が政治資金収支報告書に献金者2人の職業を誤って記載していた問題で、2008〜10年分の3年間で、少なくともさらに14人分の職業に記載ミスがあることがわかった。なかには計70万円の高額献金者も含まれていた。首相の事務所は「再確認しているが、まだ増える可能性もある。確定し次第、訂正を届ける」としている。
朝日新聞が、現在公表されている同団体の08〜10年分の収支報告書を調べ、職業が誤っている疑いが強い献金者を指摘したところ、首相の事務所が14人分の記載ミスを認めた。
14人の献金額は3年間で計約126万円。多くは年間5万円以下だが、政治資金規正法で氏名や住所、職業などの記載が義務づけられている年間5万円を超える献金者も2人いた。