ホタルのホンネ(本音) ホタル再生支援、在来種マルハナバチの繁殖
公務員としてホタル及び動植物園等の飼育33年間の思い出や現在の状況を綴ったものです。

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東北には外来種を絶対に入れない・・

 2011年3月11日午後2時46分に東北関東地方に大地震と巨大津波が予告もなく襲いました。お亡くなりになられた方がたに、心から哀悼の意を捧げます。また、被災された皆さまに心からのお見舞いを申し上げます。そして、危険な現場で救援に従事している国・内外の方々に心から敬意を表するとともに、従事されている皆さまの安全と救援の実が迅速にあがることを心から念じお祈りしております。

 板橋区ホタル生態環境館(旧名:板橋区ホタル飼育施設)のゲンジボタルは、平成元年(1989)私の母(平成16年4月没)の故郷である福島県双葉郡大熊町熊川から役場の許可を得て、300個の卵を採取し、世代交代を繰り返して来ました。今年で22世代です。板橋区のゲンジボタルは今日現在まで絶える事無く、大熊町熊川の遺伝子を育んで来ました。他からは一度もゲンジボタルの個体や幼虫等を一切入れておりません。採取した当時は熊川も自然が豊でしたが、平成4年には護岸工事よりゲンジボタルの姿は激減しました。採取した熊川は福島第一原発から4キロも離れておらず、原発の煙突が見える光景でした。今回の震災で母の故郷も津波で跡形も無く流されました。また福島第一原発から大量の放射能汚染で大熊町及びその周辺には入る事は出来ません。非常に残念です。非常に悲しいです。物心付いてからも毎年、恒例行事の如く夏休み期間中は大熊町に居ました。母の実家もご先祖様のお墓も津波で流されました。今は衛星写真で過去と現在を見るだけです。

 ホタルは自然以外の放射能(0.5μシーベルト/h以上)を浴びると発光細胞及び反射細胞が破壊され、光ることが出来ず絶えてしまいます。ホタルが舞う光景は人為的放射性物質が無い事を証明します。

 今年の夜間公開は震災に見舞われた方々の為にも希望の「光」を灯したいと願っています。皆様には何卒ゲンジボタルの灯火は福島県を初め、震災に遭われた東北の人達の魂だと思って頂けましたら幸いです。
東北ではホタルの光が見れる事はお亡くなりになった御霊が成仏された証としてと信じられています。

 東北では授粉昆虫は絶対に輸入されているセイヨウオオマルハナバチ等を絶対に使用する事は法で定めなくてはなりません。特定外来生物法が制定されているのに一企業への利益優先で、ハウス栽培を行っている生産者には全く無関心です。いま福島・宮城・岩手県に欧州からのセイヨウオオマルハナバチ等を使えば、未知のウイルスやカビ・ダニが蔓延し、新型インフルエンザも出てくる可能性もあります。

  一人でも多くの方々が声を大きくして外来生物撲滅を訴えて下さい。


  1. 2012/02/17(金) 15:16:28|
  2. ホタル・昆虫学・動物学・植物学・工学・生化学・物理学・生物学・医学・病理学・免疫学・細胞学・細菌学・地学・土壌生物学
  

プロフィール

ホタル阿部

Author:ホタル阿部
写真:ゲンジボタル交尾火

当施設ではホタルやハチに関わらず、絶滅の危機や外来種に抑圧されている動植物各種の生態を研究し、本来の日本の生態系を取り戻す為に日夜頑張っています。

【当ブログに使用している写真及び文章は全て阿部宣男が撮影・文章化したものですので、無断複写・無断写真使用を厳禁致します】

板橋区ホタル生態環境館
(東京都板橋区役所資源環境部)
理学博士 
阿部宣男(あべのりお)

茨城大学大学院理工学
研究科博士後期課程修了

所属学会(入会順)
*日本環境学会
*日本生態学会
*日本生物教育学会
*保全生態学研究会
*日本生物環境調節学会
*日本感性工学会
*日本微生物生態学会
*日本生物地理学会

所属研究会
*全国ホタル研究会

学術共同研究及び協力研究
*茨城大学
*東京大学
*京都大学
*玉川大学
*聖学院大学
*大東文化大学
*東京医科歯科大学
*東京工業大学
*筑波大学
*タフト大学(ボストン)

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