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介護給付1億4千万円 不正受給
7月27日 20時6分

神奈川県逗子市の社会福祉法人が、重度の知的障害者のケアホームに介護ヘルパーを派遣したとする架空請求を繰り返し、4年間で1億4400万円余りの介護給付費を不正に受け取っていたことが分かり、神奈川県はこの法人に対し全額の返還を求めるとともに、近く居宅介護事業者の指定を取り消すことにしています。

指定を取り消されるのは逗子市の社会福祉法人「湘南の凪」です。
神奈川県によりますとこの社会福祉法人は、平成20年4月から4年間にわたって同じ法人が運営している重度の知的障害者のケアホーム6か所に対して、実際には派遣していないのにヘルパーを派遣したとする架空請求を繰り返し、合わせて1億4457万円余りの介護給付費を不正に受け取っていたということです。
県は障害者自立支援法に基づいて居宅介護事業者の指定を来月10日付けで取り消すとともに、悪質だとして加算金を含めて2億円余りを返還させることにしています。
「湘南の凪」の稲木俊夫常務理事は、「担当者が制度をきちんと理解せず、間違った請求や不正を行ってしまった。法人としてもチェック体制に問題があり申し訳ない」と話しています。

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