橋下市長:文楽を鑑賞「演出不足」と持論展開

毎日新聞 2012年07月26日 22時17分(最終更新 07月27日 13時20分)

文楽鑑賞を終え、感想を述べる橋下徹・大阪市長=大阪市中央区の国立文楽劇場で2012年7月26日午後8時53分、幾島健太郎撮影
文楽鑑賞を終え、感想を述べる橋下徹・大阪市長=大阪市中央区の国立文楽劇場で2012年7月26日午後8時53分、幾島健太郎撮影

 文楽協会への補助金凍結を表明している大阪市の橋下徹市長は26日夜、国立文楽劇場(同市中央区)で近松門左衛門原作の「曽根崎心中」を鑑賞した。橋下市長は鑑賞後、記者団に「古典として守るべき芸だということは分かったが、ラストシーンがあっさりしていて物足りない。演出不足だ。昔の脚本をかたくなに守らないといけないのか」と持論を展開した。

 橋下市長は大阪府知事だった09年に初めて鑑賞した際、「二度と見にいかない」と酷評。この日は「国民に伝統芸能と感じてもらうためには楽しんでもらわないといけない。タブーのある世界は率直な意見が出にくい」と指摘し、ファン開拓のため脚本や演出を現代風にアレンジするなどの工夫を求めた。

 市は今年度の補正予算案で、文楽協会への補助金を昨年度比25%減の3900万円計上。橋下市長は技芸員(演者)が公開での面談に応じなければ補助金を支出しないと表明、非公開での面談を求める協会側とすれ違いが続いている。橋下市長は鑑賞後に技芸員の楽屋も訪れ、非公開で懇談。公開での面談を改めて要望したという。

 ◇技芸員「一歩前進」

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