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下関女児殺害、被告が控訴
2012年7月27日(金)掲載
下関市彦島福浦町のアパートで2010年11月、保育園児の女児=当時(6)=が殺害された事件の裁判員裁判で、山口地裁から殺人などの罪で懲役30年の判決を言い渡された同市向洋町、無職男(28)が26日、判決を不服として広島高裁へ控訴した。

この公判では、検察側が無期懲役を求刑、弁護側は一貫して無罪を主張していた。25日の判決公判で長倉哲夫裁判長は「犯人であると強く推認できる。身勝手な動機に酌むべき事情はない」として懲役30年を言い渡した。

判決によると、同被告は10年11月28日午前4時ごろから同5時25分ごろまでの間、ドメスティックバイオレンス防止法に違反して女児の母親方周辺をはいかいし、アパート2階の同女性方にベランダの窓から侵入。女児の首を扇風機のコードで絞めて窒息死させ、室内にあった女児の仕事着2着に火を付け、燃やした。
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