V2からのアップデート(iOS)

Contents 1 変更の概要 1.1 APIの最適化 1.2 動作の効率化／負荷の軽減 1.2.1 CPUの効率使用／負荷低減 1.2.2 通信量／ネットワーク負荷低減 1.3 UIカスタマイズ 1.4 新しい機能の追加 1.5 既存の機能の機能別変更一覧 1.6 その他の変更 1.6.1 プライバシーポリシーと利用許諾に関する変更 1.6.2 セキュリティアップデート 2 動作環境 2.1 OSバージョン 2.2 フレームワーク 3 アップデート時の注意 3.1 APIの変更 3.2 ダッシュボード関連API 3.3 廃止された設定項目 4 実装の変更 4.1 APIの変更 4.2 コンフィグの変更 4.2.1 ダッシュボード回転の変更 4.2.2 Plistの更新

変更の概要

APIの最適化

多くのAPIがブロック構文に対応し、今までよりも非同期処理を簡単に実装できるようになりました。

V2を使った場合の実装

// スコア取得のリクエストを投げる
- (void)getScoreOnLeaderboards {
    [Pankia fetchLatestLeaderboardsScore:leaderboards]];
}

// スコア取得に成功した時に呼ばれるデリゲート
- (void)fetchScoresOnLeaderboardDone:(NSArray*)scores {
    NSLog(@"スコア取得成功");
}

// スコア取得に失敗した時に呼ばれるデリゲート
- (void)fetchScoresOnLeaderboardFailedWithError:(PNError*)error {
    NSLog(@"スコア取得失敗");
}

V3を使った場合の実装

// スコアを取得する
- (void)getScoreOnLeaderboards {
    [Pankia fetchLatestLeaderboardsScore:leaderboards onSuccess:^(NSArray *ranks) {
        NSLog(@"スコア取得成功");
    } onFailure:^(NSError *error) {
        NSLog(@"スコア取得失敗");
    }];
}

また、V2時代にいただいたご意見／ご要望を参考に、一部ゲームに組み込む際に使い勝手が悪いと思われたAPIの仕様変更を行っております。

動作の効率化／負荷の軽減

CPUの効率使用／負荷低減

Grand Central Dispatch等、iOS 4から登場した最新のデバイス上でより効率的にリソースを使うための仕組みを使用しています。

通信量／ネットワーク負荷低減

またキャッシュ機能の強化、通信の効率化が行われ動作中のCPU負荷／ネットワーク負荷が小さくなりました。

UIカスタマイズ

テーマ機能と背景画像機能により、ダッシュボードの見た目を大きくカスタマイズできます。詳細: Theme_and_background

新しい機能の追加

1. Facebook連携 - Twitterに加えて、Facebookアカウントとも連携ができるようになりました。外部サービス連携の詳細
2. アイテム販売 - In App Purchaseを使ったアプリ内でのアイテム販売および管理をサポートしました。ストアの詳細
3. 広告 - アプリケーションの起動時に広告を表示させることができます。
4. 統計／分析 - DAUやARPU/ARPPU、Funnel Analysis等、ゲームの利用状況を分析する機能が搭載されました。ファンネル解析の詳細
5. その他 - リソースファイルをサーバーからダウンロードするアセットダウンロード等、新しい機能が追加されています。

既存の機能の機能別変更一覧

既存の機能(アチーブメント／リーダーボード等)の機能別の変更は下記を参照してください。

V2からV3での機能別変更一覧(iOS)

その他の変更

プライバシーポリシーと利用許諾に関する変更

アプリケーションのインストール後最初の起動時に、プライバシーポリシーが表示されるようになりました。ここでプライバシーポリシーに同意されない場合、そのアプリケーション上ではPankia SDKは一切サーバーとの通信を開始しません。同意をしなかったユーザは、Pankiaのダッシュボードを開こうとしたタイミングで再びプライバシーポリシーが表示され、そこで同意をすれば通信が開始されPankiaの機能を使い始めることができます。

プライバシーポリシーではUDIDがサーバーに送信されることが明記されました。

セキュリティアップデート

UDIDを暗号化してサーバーに送信するようになりました。

動作環境

OSバージョン

Pankia V3はブロック構文を用いているため、iOS 4以降のOSで動作します。iOS 3には対応しておりません。

フレームワーク

必要なフレームワークが変更になっています。V3で必要なフレームワークは下記の通りです。

1. CFNetwork
2. CoreFoundation
3. CoreGraphics
4. GameKit
5. QuartzCore
6. Security
7. StoreKit
8. SystemConfiguration
9. libsqlite3
10. Foundation
11. UIKit

アップデート時の注意

APIの変更

ブロック構文導入に伴い、非同期APIを中心に一部APIが変更されているため、それらのAPIの呼び出し部分を変更していただく必要がございます。

V2からV3でのAPI変更一覧(iOS)

ダッシュボード関連API

ダッシュボードの構成が変更になったことに伴い、任意の画面を開いた状態でダッシュボードをオープンするAPIが大きく変更され、一部APIは廃止されています。特定のAPIが必要な場合は、お手数をおかけしますがお問い合わせ頂きますようお願いいたします。

V2からV3でのAPI変更一覧(iOS)

廃止された設定項目

ダッシュボードの構成が変更になったことに伴い、一部の設定項目は廃止されました。詳細はコンフィグを参照してください。

実装の変更

APIの変更

V2からV3でのAPI変更一覧(iOS)

コンフィグの変更

ダッシュボード回転の変更

V3ではダッシュボードはアプリケーションのInfo.plistの設定に従って自動回転します。詳しくはダッシュボードを参照してください。

Plistの更新

V3ではテーマ機能など、一部新しい機能が追加されています。それらの機能をオフライン状態でも正しく動作させるため、pankia.comのExport data to Plistを使って最新のPNOfflineSettings.plistを生成してインポートしてください。