成瀬「WBC出たくない側面もある」
2012年07月26日 18時00分
労働組合・日本プロ野球選手会の不参加決議で第3回WBCの出場問題が混迷の一途をたどっている。すでに運営側のWBCインク(WBCI=米MLBとMLB選手会の共同設立会社)に参加の意思を伝えている日本野球機構(NPB)は今後も粘り強く選手会側に説得を続けていく姿勢だが、難航は必至。現場の選手からは「シーズンへの影響を考えたら出たくない」という声も出てきているほどだ。
実際に球宴でも第2戦に先発したロッテ・成瀬は「第1回、第2回と優勝をしている国なので出なくてはいけないのかもしれませんが、チームに所属する1選手としては出たくないという側面もある」と本音を漏らしている。
2009年の第2回WBCで2大会連続MVPに輝いたレッドソックス・松坂、そして当時日本ハムのダルビッシュ(現レンジャーズ)が、その後に変調を訴えてシーズン途中に戦線離脱した例があるようにWBC参加が所属チームでの戦いに悪影響を与える可能性は否定できない。本来は調整期間であるはずの3月に一度ピークを作らなければいけないWBCは、とりわけ投手への負担が大きい大会だからだ。
過去の実例を踏まえ、成瀬は「出たい気持ちはあるが、シーズンを通して投げることを考えたらどうしても(WBC参加は)影響が出てしまう。1年間もたない」と多くの投手が抱える不安を代弁する。名目上はMLBが独占する利益分配方式に対する不満が不参加決議の動機ではあるが、体が資本の選手にとっては負担の大きすぎる大会時期の問題もその理由の一つになっている。
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