巨人が海外FA権を取得した阪神・鳥谷の獲得を狙っているという〝疑惑〟が急浮上し、阪神サイドが神経をとがらせている。豊富な戦力を誇る巨人にとって、今後は〝打って守れる二塁手〟の補強が最大のテーマ。鳥谷が今年の球宴で本職の遊撃ではなく二塁で起用されたのは、原監督が獲得に向けてテストをしたのではないかというのだ。
鳥谷は今年6月4日に海外FA権を取得。メジャー志向が強いと見られるが、国内球団もマークを外していないというのがもっぱら。そんな中、巨人・原監督の〝動き〟が話題になっている。
今年の球宴第2戦(21日、松山)で鳥谷は二塁手として先発出場。巨人・坂本と二遊間を組み、息の合ったプレーを披露した。指揮を執ったのは中日・高木監督だが、二塁起用を伝えたのは全セコーチを務めた原監督。選手起用にはコーチの意向も反映されることから、阪神関係者は「もしかして原監督が鳥谷の二塁手適性と坂本との相性を試したんじゃないか」といぶかしがったのだ。
これまで大型補強を繰り返してきた巨人だが、いまだに埋められない大きな穴がある。それが二塁手。球団の編成はすでに来季をにらみ〝打って守れるセカンド〟の獲得に動き出しているとみられており、候補としてツインズ傘下3Aの西岡やFAを取得した阪神・平野の名が候補としてささやかれた。
鳥谷は広角に打ち分ける高い技術を持ち、プロ入りした2004年から昨季までの8年間の通算打率は2割8分5厘をマーク。今季の前半戦は2割6分1厘とやや不調だが、10、11年には2年連続で3割に到達している。また11年の守備率は9割9分1厘を記録するなど、日本球界を代表する名手といっていい。
現在は遊撃手だが二塁を守れるとなれば、巨人の将来にとってこれほどの人材はいない。関東志向が強いという点も見逃せない。原監督の動きに阪神サイドが神経をとがらせるのは当然だ。
鳥谷にはソフトバンクも獲得に興味を示しているといわれている。このオフには阪神、巨人、ソフトバンク、そしてメジャーと〝四つどもえ〟の鳥谷争奪戦が繰り広げらることになりそうだ。
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