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がれきの山で奮闘 東松島市仮置き場

朝8時、気温23度。汗ばむ中、女性ばかり30人ほどが横一列にしゃがみ込み、がれきの分別を手作業で行う=石巻工業港

 宮城県東松島市が石巻市内に設けた東日本大震災のがれき仮置き場。異臭とほこりが立ち込める中、中高年の女性たちが連日、手作業で分別している。鉄くず、紙、布、家電、木くず…。気温が30度を超す日もあり、防じんマスクを付けた顔からは汗が滴り落ちる。
 同市のがれき総量は約157万トン。市の年間のごみ処理能力では156年かかる。被災者雇用で仮設住宅から現場に通う千葉みね子さん(63)は「早くがれきを処理して、きれいな東松島に戻したい」と作業の手を休めることなく言った。(写真部・及川圭一)


2012年07月25日水曜日


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