「前半、震災で情けない対応をした政治家に呆れ、愛人の存在に苦しんだ妻としての感情を綴っていますが、後半、建設会社との関係など情報に基づいて小沢の弱点を突いていて、実に理性的です。手紙を書いたのは、間違いなく和子さん。ただし、ひな形と呼べる元の文章があったと見ています。私は小沢の息子たちが草案を書いたと聞いています。小沢家の男の子3人とも母親の味方ですから」
日本を改造すると大見得を切った男だが、家庭は守れなかった。この点、他人事ではない。だが、この男に同情しづらいのは、結局、己の非を認めないからだ。
「現在、名誉毀損で刑事告訴、民事訴訟を起こせないかと検討していると聞きます。やれば己の恥をさらすことになるでしょう。和子さんの言葉に己を省みる気はなさそうです」(前出・元側近)
政治資金規正法違反の罪に問われた裁判で、小沢氏は「潔白」の一点張りで、国民に詳細を言葉で説明してこなかった。だが、もはや説明など必要なくなった。この手紙ほど雄弁に、その政治家としての資質を示すものはないからだ。
「フライデー」2012年7月6日号より
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