「夫が退職する60歳前後で行われるのを熟年離婚と言いますが、古希を迎えた夫に離婚を申し出た今回のケースは老年離婚です。夫婦の長い歴史があり、70代になれば誰でも体が弱くなります。少々の間違いがあっても許してあげようという年齢であり、そういう感情に至るのが夫婦のよいところです。これは奥様が本当に愛想を尽かしたということでしょう。奥様に心からご同情申し上げます」
東京家族ラボを主宰する池内ひろ美氏は、元民主党代表の小沢一郎氏(70)の妻・和子さん(67)が地元・岩手の後援者に宛てた手紙の文面から、彼女の心中を察した。この「妻からの離縁状」の存在は、『週刊文春』(6月21日号)誌上でジャーナリストの松田賢弥氏がスクープした。だが、ほとんどの新聞、テレビは扱っていない。内容はご覧のとおりだが、原発事故後、放射能汚染にビビって地元・岩手の様子を見に行くどころか逃げ出し、風評で苦しむ産地の食品を捨てたと書かれている。事故対応にあたるべき時期に、放射能から逃げたのか否か問い質す道義的責任くらい、小沢氏を取り巻いた政治部記者にはあるはずだ。
小沢氏に近い議員たちも見苦しい対応に終始する。「ご家族に関することで、話す立場にない」(石川知裕代議士、新党大地)と回答があればマシなほうで、樋高剛、川内博史、階猛(いずれも民主)、松木謙公(新党大地)、内山晃(新党きづな)の各議員は取材を無視した。「小沢、小沢」と担いだ責任を取る気などなさそうだ。
小沢氏の選挙を支える女性の後援組織「水和会」の及川幸子会長(岩手県議)は和子さんから手紙を受け取った一人で、後援会を解散する意向を示している。「和子さんは10年間も地元に帰らず、今後も帰る気がないことを直接確認したから」と及川氏は理由を語るが、この尻馬に乗って、「地元にほとんど帰らない和子さんに、手紙を送るような後援者など存在しない」(元小沢氏秘書)などと手紙の信憑性にケチをつける者まで現れた。
〝離縁状〟が作成された背景を、小沢氏の元側近である政界関係者が明かした。
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