野田首相ほか民主党幹部を輩出した松下政経塾が入り口にされ……
赤いスパイへの警戒感覚ゼロの野田民主党政権を中国への機密情報「筒抜け政権」と命名する
(SAPIO 2012年7月18日号掲載) 2012年7月26日(木)配信
“人材不足”を理由に
素性不詳の中国人を秘書に
あまりにも無防備な事態に、日本に詳しい中国共産党のある幹部はこう嘯くのだ。
「今の民主党政権は、国家情報の危機管理意識が皆無に等しい。我々が日本人に近づき、日本の重要な情報を握ることはもはや難しいことではなく、裏の偽装すらする必要もない」
例えば、人民解放軍総参謀部から派遣された中国大使館の駐在武官が、普通の「外交官」として首相官邸の中に白昼堂々と出入りする。あるいは、国会議員の中国出張時に、「スパイ行為」が疑われる中国共産党員を随行員に起用したり、党の“人材不足”を理由に、国会議員の秘書として素性不詳の中国人に名刺を持たせ、日本の重要な情報に接することの出来る地位につけるなどの行為は日常茶飯事。その脇の甘さは、中国への機密情報の「筒抜け政権」と呼んでも良い状況にある。
現実に昨年7月から11月にかけて、同じ東京・永田町の衆参の議員会館で、中国国内からと思われる国会議員のメールがウイルスに感染し、外国へ情報が送られたとされる「サイバーテロ事件」が起きた。にもかかわらず、議員会館では、最近こんな出来事が起きていたという。
「民主党政権誕生後に開館した議員会館では、実は民主党の“事業仕分け”と同様の理由でコストを下げるために入札制度で、民間会社にビルのメンテナンスや清掃を任せている。人の往来が少ない早朝、秘書がちょっと部屋を出た隙に清掃員がこっそりと国会議員の機密書類を見ていたことがあった、というのです。議員会館側は清掃員の身元確認はしないので、中国人が紛れ込んでもわかりません」(民主党議員秘書)
他にも「基本的に通行証の必要な議員会館地下の議員ポストに中国人が手紙やビラを直接投函している」など、類似のケースを耳にすることは後を絶たない。
バックナンバー記事
- いつの間にか数百万台に急増中!最新の監視カメラは「暗闇で犯人を追いかけ攻撃する」 (SAPIO 2012年7月23日(月))
- 全然「いいね!」じゃない!年間100万人被害の「SNSいじめ」が米国から日本へ上陸中 (SAPIO 2012年7月16日(月))
- 「争えば害」などと嘯く丹羽宇一郎・中国大使の更迭こそ尖閣諸島を守る第一歩です (SAPIO 2012年7月12日(木))
- 入れ墨は「幸福追求権の一発露」だって??? 大阪市労連“調査反対声明”の仰天主張を公開! (SAPIO 2012年7月9日(月))