試合情報

東京ヤクルトスワローズチーム名広島東洋カープ

 
  1 今村
  4 菊池
  6 木村
  3 岩本
  5 堂林
  9 廣瀬
  8 赤松
  2 白濱
  7

球場:神宮 観衆:24,572人

 
  7 三輪
  4 田中
  6 川端
  3 畠山
  8 比屋根
  5 森岡
  H 川本
  2 中村
  9 宮出
  4 0 1 8 0 0 3 0 0 16
   
  0 0 0 3 3 1 1 4 0 12
東京ヤクルトスワローズ
村中、フェルナンデ、正田、日高、山本哲、増渕 - 中村
広島東洋カープ
前田健、中田、岸本、今村 - 石原、白濱
前田健(18試合10勝3敗0S)
村中(15試合5勝4敗0S)
廣瀬4号2ラン(1表、村中)、廣瀬5号満塁(4表、フェルナンデ)、バレンティン25号ソロ(7ウラ、中田)、岩本6号2ラン(7表、日高)
■伊勢総合コーチ 「(カープ先発・前田健投手について)マツダスタジアムでノーゲームになった時のようなボールの威力はないが、カウントが悪くなっても簡単に投げてこないあたりはさすが。このクラスのピッチャーに楽に投げさせる展開を作っては正直きつい。そうは言っても、早い回に1点でも2点でも返してプレッシャーをかけていかないと手がつけられなくなっていく」 ■4回途中11安打11失点だった先発・村中投手 「(初回、先頭・天谷選手の打球が直撃)足は大丈夫です。自分の力不足です…」

13点ビハインドからの追い上げ及ばず…田中浩選手は4安打

26日、神宮球場での広島カープ12回戦、13点を追う4回から畠山選手の2本のタイムリーなどで追い上げますが、3被弾含む8年ぶりの16失点で敗れて借金1。村中投手は自己ワーストの4回途中11失点で4敗目。なお、ルーキー比屋根選手が8回に犠牲フライを放ち、プロ初打点をマークしました。

スワローズ先発・村中投手は、立ち上がりにピッチャー強襲の二塁打と送りバントで、開始からわずか2球で一死三塁のピンチを招きます。梵選手にセンター前タイムリーで先制されると、岩本選手もライト前安打で断ち切ることができません。そして堂林選手にセンター犠牲フライ、廣瀬選手に4号2ランをレフトスタンドへ運ばれてしまいました。

4点ビハインドとなったスワローズ。防御率リーグトップの前田健投手を相手に打者一巡を完璧に封じ込められます。

一方の村中投手は、3回に堂林選手にレフト線タイムリー、4回には一死をはさみ5連打で3点を失います。なおも二死二、三塁から四球。ここでフェルナンデス投手にスイッチしますが、廣瀬選手にこの日2本目となる5号満塁ホームランを浴びるなど、この回だけで8失点。

0対13となっても意地を見せたいスワローズ。4回裏、ミレッジ選手が敵失で出塁すると、田中浩選手と川端選手の連打で満塁! 畠山選手の打球を一塁手が弾き(記録はエラー)、その間に1点を返すと、バレンティン選手の内野ゴロと敵失で2点を加えました。

続く5回にはミレッジ選手がセンター前安打、田中浩選手がライトフェンス直撃のタイムリー二塁打を放つと、川端選手もセンターオーバーへタイムリーニ塁打、畠山選手にもセンター前タイムリーと三者連続タイムリーで6対13と追い上げます!!

ところが、7回に4番手・日高投手が岩本選手に6号2ランを浴びるなど、再び点差が開いてしまいます。

それでもあきらめないスワローズ! 7回裏にバレンティン選手が左中間へ25号ソロ! そして8回裏、宮出選手がサード内野安打、ミレッジ選手がライト前へ弾き返すと、田中浩選手がこの日4安打目となるショート内野安打でチャンスを広げます。ここで畠山選手がライト線へ2点タイムリー二塁打! 続く比屋根選手がプロ初打点となるセンターへの犠牲フライで12対16。

しかし、反撃もここまで。試合時間4時間2分、両チーム合わせて35安打の打撃戦は12対16で敗れてしまいました。

先発・村中投手は、3回2/3を被安打11(被本塁打1)、奪三振3、与四球1の11失点で4敗目(5勝)。
2番手・フェルナンデス投手は、1/3回を被安打3(被本塁打1)、与四球1の2失点。
3番手・正田投手は、2回を被安打1、奪三振1、与四球1の無失点。
4番手・日高投手は、1回を被安打3(被本塁打1)の3失点。
5番手・山本哲投手は、1回を被安打3、奪三振1の無失点。
6番手・増渕投手は、1回を三者凡退でした。

打線は14安打。田中浩選手が5打数4安打1打点、ミレッジ選手が5打数3安打の猛打賞、川端選手が4打数2安打2打点、畠山選手が5打数2安打4打点と奮闘しました。

■次の試合…7月27日(金)中日-東京ヤクルト(ナゴヤ)18:00

ヒーローインタビュー
選手コメント

■小川監督
「どうにもならない。何も言いようがないです。打線も盛り返したけど、こういう展開だから、ただ点数が入っただけ。(村中投手について)いきなり4失点はちょっとね…。足? まったく関係ないですよ。実力じゃないですか。そう捉えないと何の進化もない。村中は投げてみないとわからないピッチャーだということがわかった試合。前回2試合が良くても、こうなると評価に値しない。そのあたりが成長しないと一年間戦えない」

■プロ初打点となる犠牲フライを放った比屋根選手
「正直ヒットを打ちたかったですけど力んでしまった。畠山さんの次に打席がまわってくるのが三度目で、自分のなかで三度目の正直だと思って立ちました。畠山さんもヒットを打って、自分も続きたいなと思っていましたが。(フルカウントまで勝負)絶対真っ直ぐが来ると思ったら力んでしまいました。(初打点のボールが手元に)ボールは亡き兄にあげると決めています。初ヒットを打って、そのボールと一緒に」

■4回途中11失点で降板となった村中投手
「(先頭打者にピッチャー強襲安打、当たった箇所は)左ひざの下。大丈夫です」

■苦しいリードとなった中村選手
「村中さんは立ち上がりが課題で、前回完投したタイガース戦も初回に2失点。初回の入り方がポイントだった。今日は全部(全球種)打たれてしまった。(初回、廣瀬選手の2ラン)ストレートの逆球です。村中さんはストレートのピッチャーなのでストレートを打たれてしまうと厳しい。ただ、振り返れば初回はストレートを狙われていたのかなと…。もうちょっと変化球を使っていれば失点を半分くらいに防げたかもしれない。僕も前回の反省を生かせなかった」

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